健康で長生き ~歯の健康から考える~ - インプラント・歯科口腔外科全般 - 専門家プロファイル

石井 貴久
株式会社ガイドデント 代表取締役 / 日本メディカルネットコミュニケーションズ株式会社 ゼネラルマネジャー
東京都
デンタルケア・アドバイザー

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対象:インプラント・歯科口腔外科

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健康で長生き ~歯の健康から考える~

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  1. 心と体・医療健康
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みなさんご存知の通り日本は世界一の長寿国です。
その背景には、医療技術の進歩や、日常生活における健康意識の高まりが
影響していると考えられています。
このコラムをお読みの方もスポーツや食生活に気を配っている方は多いことでしょう。

日本人の平均寿命女性86.83歳男性80.50歳、女性は3年連続世界一で
男性は第3位となります。(厚生労働省「2014年簡易生命表」より)
その一方で、健康上に問題がなく、介護を必要とせずに日常生活を送ることのできる
期間を示す健康寿命は、2014年のWHOの発表では女性が77.7歳男性が72.3歳でした。

平均寿命と健康寿命の差が意味するもの、それは介護を要したり、闘病生活を送る
「不健康な状態」で過ごす期間です。
中でも認知症や生活習慣病は社会の大きな関心ごととなっていますが、
その防止に歯の健康、とりわけ「しっかり噛む」ことが大きな役割を担っているのです。

【しっかり噛むことが与える全身への影響】

脳の活性化

噛むことで顎から脳へ刺激が伝わり、脳の働きが活性化するため認知症予防につながります。

がん・生活習慣病の予防
唾液の強い殺菌・抗菌効果が食品に含まれる発がん性物質を除去してがん予防になるほか、
生活習慣病にも予防効果があります。

肥満の抑制
ゆっくりよく噛みながら20 分以上時間をかけて食べると、脳の満腹中枢に信号が伝わって
食べすぎを防ぎ、肥満を抑制する効果があります。

胃腸の健康保持
噛んで食べ物を細かく砕くと唾液の消化酵素による分解力が増し、胃腸の負担が軽くなり、
健康を維持することができます。

体力アップ

よく噛んで日頃から歯や歯茎を鍛えておくと、しっかり歯を食いしばることができるので
力を出しやすくなり、全身の筋力や体力の向上につながります。

しっかり噛むためには、虫歯や歯周病から歯を守り、お口全体の噛み合わせを
適切な状態に維持することが大切です。
例え1本の歯でも痛みや違和感がある場合は早目に歯科医院を受診しましょう。 

健康でいきいきとした生活を送るために、歯とお口の健康がもたらす影響を
ぜひ知っていただきたいと思います。

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