「銀行口座(預金)」の種類・特徴 - 家計・ライフプラン全般 - 専門家プロファイル

小川 正之
マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社 COO(最高執行責任者)
東京都
ファイナンシャルアドバイザー

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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「銀行口座(預金)」の種類・特徴

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資産運用

皆様、銀行口座(預金)はお持ちだと思います。

実は銀行口座(預金)にも色々な種類があります。普通預金と定期預金だけではありません。

ペイオフを気にされている方は、決済用普通預金をご存知でしょうか?

預金もお考えに合わせて活用いただければと思います。

尚、サービス内容や取り扱いは金融機関によって異なりますのでご注意ください。




普通預金

変動金利で満期がありません。

入出金は自由です。

・通常、金利は定期預金よりも低く設定されています。

公共料金や家賃等の自動引き落としや、給与や年金等の自動受け取りができます。

・預金保険の対象です(1金融機関につき1,000万円とその利息まで)。

●総合口座 : 定期預金等を担保とした貸越が利用可能です(貸越利率に注意)。



決済用普通預金

・無利息です。

銀行が破綻した際、預金の全額が保護される普通預金です。

公共料金や家賃等の自動引き落としや、給与や年金等の自動受け取りができます。

・その他、普通預金と同様に利用できます。



定期預金

・預入時に預入期間を設定します。

・通常、普通預金よりも高い金利が適用され、預入時の金利が満期日まで適用されます。

・満期自動解約型と自動継続型(元利継続式と利払式)があります。

・期限前解約の際には、当初の利率ではなく解約利率(普通預金利率等)となります。

・公共料金や家賃等の自動引き落としや、給与や年金等の自動受け取りには利用できません。

・預金保険の対象です(1金融機関につき1,000万円とその利息まで)。

●スーパー定期、大口定期 : 300万円と1000万円を境に適用利率が異なることが多いです。



積立預金(積立定期預金)

毎月の指定日に一定の金額を自動積立をする定期預金です。

・とりまとめを設定することもできます。

・公共料金や家賃等の自動引き落としや、給与や年金等の自動受け取りには利用できません。

・預金保険の対象です(1金融機関につき1,000万円とその利息まで)。



納税準備預金

租税納付のための資金を預け入れる預金です。

利子は非課税です(租税納付以外の目的での払い出しは課税扱い)。

・公共料金や家賃等の自動引き落としや、給与や年金等の自動受け取りには利用できません。

・預金保険の対象です(1金融機関につき1,000万円とその利息まで)。



貯蓄預金

残高に応じた金利が適用されます(金額別金利や金額階層別金利など)。

入出金は自由です。

公共料金や家賃等の自動引き落としや、給与や年金等の自動受け取りには利用できません。

・預金保険の対象です(1金融機関につき1,000万円とその利息まで)。

●スイングサービス : 指定日に自動で資金移動できます(普通預金→貯蓄預金、貯蓄預金→普通預金)。



通知預金

・通常、普通預金よりも高い金利が適用されます。

・通常、7日間の据置期間があり、払い出す際は2日前までに告知(通知)をする必要があります。

・まとまった資金を普通預金よりも有利に短期間預ける場合に利用します。

公共料金や家賃等の自動引き落としや、給与や年金等の自動受け取りには利用できません。

・預金保険の対象です(1金融機関につき1,000万円とその利息まで)。



当座預金

・無利息です。

・銀行が破綻した際、預金の全額が保護されます。

・主に法人(企業)や個人事業主が、手形・小切手で支払いをする際に活用します。




目的に合わせた活用を

毎月の給料が普通預金に入り、生活資金や口座引落し分はそのまま普通預金に、その中から積立預金で貯蓄をして、まとまった資金は定期預金に、租税納付がある方は納税準備預金に…という使い方も考えられます。

しかしながら、茲許は金利が低過ぎてどれもあまり変わらないような状況です。

「金利なんてどうでもいいけど、ペイオフ対策で銀行は分けている」という方には、決済用普通預金は選択肢として考えられます。多くの金融機関に分散していますと管理が大変ですし、縁起でもない話ですが万一の際にはご遺族の手続きが非常に大変です。決済用普通預金は、通常の普通預金同様に利用できますし、無利息ですが全額が保護の対象になります。

目的に応じて使い分けていただければと思います。


預金に限らず金融商品(保険や株式や債券や投資信託等)は、目的を明確にしてその目的に合わせて活用することが大切です。選択肢が多いので、「知らなかった、こっちの方が良いじゃん」というケースも多いはずです。

皆様のご資産管理・後資産運用が、本当に目的に合っているかどうか、この機会にご確認をいただければと思います。




弊社は、それぞれのお考えに合わせたライフプランニングについてのアドバイスを提供しております。

金融商品の販売や仲介は一切致しません。

ご質問やご相談等がございましたら、お気軽にご連絡ください。

http://www.money-advisers-tokyo.com

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