- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
建物を美しく見せるための大事な要素である。
だから玄関へのアプローチも何らかの演出がなくてはならない。
この家の場合は、岩山の上に建っているというイメージである。
施主がそのイメージに共感して、本を探してきた。
造園の本ではない。山の本である。
岩肌の隙間から咲く可憐な花々が美しい。
造園屋さんに運んでもらった溶岩石を設計者こと私みずから配置し、
岩の陰に季節の高山植物を植える。
もう少し岩が欲しかったところだが、致し方ない。
これでやっとこの家の設計監理の完了となる。