- 奈良 修次
- ナラ鍼灸院 院長
- 大阪府
- 鍼灸師 臨床検査技師
対象:体の不調・各部の痛み
- 奈良 修次
- (鍼灸師 臨床検査技師)
アトピー性皮膚炎の痒みが発汗機能を取戻すことで改善に作用する「アトピー発汗療法」がります。
皮膚(ひふ)の水分は汗による割合が大きく、アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚は乾燥しており、皮疹など病状を作り上げるのに汗の不足が関係するのではないかと言われている。
それは、皮膚の炎症に伴って皮膚の肥満細胞(アレルギー反応に関与する好塩基性顆粒を持つ細胞)から分泌するヒスタミン(多く遊離するとアレルギー症状)が、発汗機能を低下させるとの研究報告があることからも汗の不足が皮疹などの炎症につながることが予測される。
昨年の7月に、《アトピー患者に「汗かくな」はもう古い》とのタイトルで学術研究報告が掲載されました、アトピーの一部は「発汗」と「汗洗い流し」で著明に改善するとのレポートです。
また、一方で、マイルドハイパーサーミアでのアトピー性皮疹の改善があります。癌(がん)は熱に弱いことから、癌細胞を43度以上に加温し癌を死に追いやろうとするハイパーサーミアと免疫力を増強して癌の撃退を図るマイルドハイパーサーミアがあります。
私たちハイパーサーミア学会の会員はマイルドハイパーサーミア(MTH)が痒みや湿疹での、増悪や軽快を繰り返すアトピー性皮膚炎が改善することを経験していす。
レポートとMTHを考え合わせて
「アトピー患者に「汗かくな」はもう古い」のレポートとマイルドハイパーサーミアの実証との確証もあり「アトピー発汗療法」をはじめました。「アトピー発汗療法」は「臨床入浴」の定義に乗っ取った「保温」という発汗メかニズムに大切な治療ステップに力を入れた皮疹改善と位置付けた全身温熱療法です。
アトピー発汗療法の治療ステップ
・ステップ1:発汗を十分に起こし、発汗機能を向上させる
・ステップ2:発汗終了を確認し汗を丁寧に洗い流す
・ステップ3:皮膚の汗を丁寧にふき取ります
合わせて、保湿剤や抗炎症薬を使うことも大切です。
「アトピー発汗療法」はサプリメントや特別な用具や、医療機器など一切使いません。「アトピー発汗療法」はあなたのペースでご自宅のお風呂で行う経済的な自助療法です。
「アトピー発汗療法」は一度教われば、即、実行が可能です。
ナラ鍼灸院院長 奈良修次
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