こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
※この記事は、メールマガジンのバックナンバーから抜き出したものです。
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週末、映画を観ました。
私にとって、映画は特別なもの。
心の状態を健康に保つために欠かすことができません。
もっとも映画館で観るのは年に1~2回のことで、普段は108円でレンタルした旧作を自宅で楽しんでるだけなんですけどね。
この週末に観たのは「カクテル」。
この作品、本当に酷かった。
主演のトム・クルーズがカッコイイってこと以外、いいとこ無いじゃんって感じです。
「観る前の気もちの昂りと、レンタル料108円返しやがれ!」
と本気で思いました。
でも、この作品をこよなく愛する人にとって
「この作品、本当に酷かった」
という私の感想は、作品に対する冒涜であり、自分の趣味や感性に対する否定以外の何ものでもないんですよね。
じゃあ、そういう人に気を遣って、自分の気もちは胸の中にしまい込んでおくのがいいのか?
そうすれば対人ストレスは減るかもしれません。
でも、私のストレスは確実に増えます。
では、どうしたらいいのか?
ここで使えるのが「Iメッセージ」。
主語を「I(わたし)」にして伝える表現のことを言います。
「私の好みじゃなかったな」
「私は面白くなかったよ」
↑
こんな感じ。
あくまで、私個人の感想として伝えるんです。
自分の気もちを伝えるときに
「みんな、つまらないって言ってたよ」
など不特定多数を主語にする人もいますよね。
そうすることで何だか説得力が増すので、自分の言い分が正当なもののように感じますが、この伝え方はオススメしません。
そもそも「みんな」なんて有り得ませんよね。
数人の例で「みんな」といってしまうことを「過度の一般化」と言います。
「みんな、つまらないって言ってたよ」
っていうのは、その「過度の一般化」を悪用したものです。
「みんなが陰であなたのこと悪く言ってたよ」
っていうのと同じです。
(「全米が泣いた」っていうキャッチコピーも過度の一般化かな?)
「たかが映画で何熱く語ってんの?」
と思ったあなた!
パートナーシップでも、こういうやりとりって結構あるでしょ?
例えば、妻が甘い卵焼きを一生懸命に作ったのに、夫が
「何、これ!卵焼きが甘いなんて、有り得ない!普通は塩味でしょ」
ってケチをつけたとしたら?
この夫の言い方だと「自分の基準=世間の常識」みたいに聞こえませんか?
これを
「僕は塩味の卵焼きが好きなんだ」
と言い換えたら、どうでしょう?
自分のことも相手のことも尊重できそうですよね(^^♪
自分の気もちを表現するとき
「あんたは!」
と攻撃したり
「みんなが」
と味方を付けようとしたりせず
「私は」
と率直に表現してみましょう。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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