東洋ゴム(偽装)が示す、不正防止に必要な「現場の心理学」 - コンプライアンス研修 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2016年12月04日更新

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東洋ゴム(偽装)が示す、不正防止に必要な「現場の心理学」

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不正防止に必要な「現場の心理学」。偽装問題を起こした東洋ゴムが示唆するコンプライアンスの心理。

コンプライアンス違反を起こした企業の報道は、私たちに沢山の示唆を与えてくれます。
昨日の新聞ではこんなことが書かれていました。

[引用開始]
東洋ゴム工業の免震ゴム性能の偽装問題について、弁護士らで構成する社外調査チームが22日に発表する最終報告書の概要が明らかになった。
 (中略)
不正に関わった社員は当初、開発を担当した1人としていたが、4月の社内調査では4人に増えた。
報告書では開発だけでなく、品質保証部門もデータ改ざんに関わったことが明らかになるもよう。品質を担当する部署が不正に関与していたことで、批判の声が強まりそうだ。
[引用終わり] 日本経済新聞(朝刊)2015/6/22

ここから読み取れること。

最後に事故を防ぐのは、規則やマニュアルではありません。
」であり「現場」です。

「現場が正しく」仕事をすれば、東洋ゴムはこんな事件を起こさずに済んだのです。

東洋ゴムは教えてくれます。
違反を防ぎたければ、現場に「正しく仕事をする力」を身につけさせねばならない、と。

どうすれば正しい仕事ができるか?
答えは心理学にあります。

********************************************
ニュースなどで「組織の上位者からの指示があったから(やむにやまれず)やってはならない行動をしてしまった」という告白をしている様子が報道されることがあります。
「なぜ断れなかったのか」と不思議に思う視聴者も少なくないと思いますが、
それはその状況の中にいないからそう思えるのであって、渦中にいる当事者の心理はそう簡単には断れないものなのです。

人間は自分の周囲を知らず知らずのうちに気にしており、その意識を行動へ反映させています。
人ごみの中で周囲の人の顔をジロジロと見ることは憚られますが、サングラスをかけて自分が相手の顔を見ていることを隠せる状態であれば、抵抗無く他人の顔を見ることが出来ます。
つまり、状況や環境によっては自分の内面(気持ち)通りに行動できるとは限らないという側面を我々は持っている。
これと同じことがコンプライアンス違反の心理や行動にも言えるのです。

(出所) コンプライアンス違反の心理学とノーと言うための自分学
 
 www.pensee.co.jp/sercive/compliance_staff.html
********************************************

心(現場の人間の心理)が行動を邪魔している、のです。

仕事を正しくさせたければ、コンプライアンスの心理学を知り、それをふまえた教育を行うことが必要です。

(中沢努 http://www.pensee.co.jp/peculiarity/index.html 「人間としてのコンプライアンス原論」の内容をコラム用に書き換え)


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