- 杉山 春樹
- 株式会社フード&サクセス 会長&事業プロデューサー
- 静岡県
- 飲食店コンサルタント
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
『苦労を苦労と思った瞬間が敗北の時』
《木村社長はどのようにして事業を軌道に乗せていかれたのですか?》
木村氏: 営業の成果もあって九州、四国、中国、関西の高級子供服店は
だいたい取り引きしていただけるようになりました。
ところが2000年、大規模小売店舗法(大店法)が廃止になり
昔からある商店街の小売店が次々に廃業に追い込まれていきました。
僕たちが一軒一軒小売店を開拓していって当時、
全国に3千店舗の取引先を持っていったんですが
大店法の廃止によって、もうそれは大打撃ですよ。
商店街がなくなってしまえば、
売り方を根本から変えないといけません。
不幸には不幸が重なるもので
統廃合によってメーンの銀行がなくなって、
別の銀行と取り引きせざるを得なくなりました。
会計基準も変わって債務超過だと言われました。
保有していた土地を思うように売れなかったこともあって、
結局5年間、ファンドを入れることになったんです。
《いろいろと大変でしたね》
木村氏: だけど僕は全然、それを危機だとは思いませんでした。
ある意味、チャンスだと捉えましたから・・
ただ、メーンバンクがなくなるのは、さすがに想定外でした。
商売には自信がありましたから、
大店法がなくなったら、百貨店との取り引きや通販、
海外事業などに切り替えれば生き残れると考えました。
実際、そのとおりになりましたからね。
《試練に遭っても軸がぶれない秘訣はなんなのですか?》
木村氏: 僕はただ自分がやりたいことをやっているだけ。
仕事を楽しんでいるだけです。
志に向かって歩いていったら、
良いことも起きるし、悪いことも起きますよ。
そして、それらを楽しむ。
それでいいのではありませんか。
僕は自分たちが作った商品を喜んでいただくこと。
贈って喜ばれ、贈られて喜ばれ、使って喜ばれる。
創業から今日までそれだけを考えて事業をやってきました。
それはいまも一つも変わっておりません。
そして、やっぱり人間、夢、志を忘れたらいけませんよね。
それは、どういう状況に直面した時も絶対に曲げることなく、
楽しんでいく。
それを苦労と思った瞬間に負けやと僕は思っています。
志を貫いていくうちに道は開け、
夢は掴めるものではないでしょうか・・・
(木村皓一=ミキハウス社長)
木村さんの仕事への想い、生き方、いかがだったでしょうか?
「夢」を叶えるコツは
人に喜ばれる仕事をし、
どんな状況をも楽しむことのようです。
目の前に起こるアクシデントを苦労と思った瞬間に
夢への道は閉ざされるのだと言うことを
木村氏は私たちに教えてくれたのではないでしょうか。
ですから、どんな時も、何があっても、
「面白い!!」、「楽しい!!」と言葉にしましょう。
「言葉はちから」です。
その口にした言葉が、目の前のことを楽しみに変えてくれるでしょう。
楽しむことで「やる気」が湧くでしょう。
「楽しむこと」で「夢が叶う」と言うことを知りましょう。
さあ!!、今日も、
「言葉のちから」を信じて、
明るく、元気に、
「楽しい!!」、「面白い!!」の言葉とともに
ウキウキ、ワクワク、目の前のことを楽しみましょう。
楽しみながら夢を叶えていきましょう。
大丈夫!大丈夫!
あらゆる点で一層良くなる!
必ず良くなる!
良かった!良かった!
ツイてる!ツイてる!
ありがとう!
素晴らしい仲間達と
共に生き!!
共に歩み!!
共に成長しましょう!!