『ネーミングの秘訣4』 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

島田 千草
株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
東京都
ブランドコンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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『ネーミングの秘訣4』

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ネーミング ネーミングの秘訣
こんにちは、ノーメン・ジャパンの島田千草です。
『ネーミングの秘訣』のシリーズの第4回目です。


♯4) ネーミング開発のプロセスに意思決定者を参加させる




ネーミング開発スタートの時点で、あなたのプロジェクトの鍵を握るステークホルダーたちにぜひ参加してもらうべきです。


まず、誰が絶対的な拒否権を持つのか考えてみて下さい。


それから、このキーパーソン(達)へ今回のネーミング開発プロジェクトへの参加を呼びかけてみましょう。


たとえ社長さんであっても、可能な限りネーミング開発の各ステップへの参加を努力してでもお願いするべきです。


私たちがよく耳にすることですが、


「ご心配無く、社長はこの段階ではあえて参加してもらう必要はございません。最終案の出揃った後で、見てもらえば全然大丈夫ですよ。」


もちろん、担当者のお気持ちは十分理解できます。


担当者は、意思決定を下すトップ達がそれぞれの意見や好みをネーミング作業の各ステップで毎回出すことになったら、プロジェクトもなかなか先に進まなくなるのではないかと心配されているからです。


しかし、最終案が絞られた段階でトップから、「こんな感じのネーミングではNG!」と言われてしまったら、事態はもっと大変なことになるでしょう。


実際に経験したことですが、欧州本社で決定したものが、日本のトップに受け入れてもらうのに苦労したこともありました。


補足資料を作成して最終的にはOKを頂き、なんとか事態の収拾には成功しました。


ちなみに、この最終案はのちに大成功をおさめたブランドネームです。


話を戻しますが、もっとも堅実な方法は、やはりネーミングプロジェクトのスタートの段階で一度意思決定者たちに参加してもらうことです。


毎回のミーティングに出席してもらう時間がないのならば、あなたが依頼したネーミング開発会社の担当者との電話ミーティングをプロジェクトスタート時に15分〜30分程度セッティングしてみることも、手段のひとつです。


こうすることで、数週間後に候補として挙げられたネーム案に目を通したお偉方たちは、自分の意見が反映されていることを確認できるわけです。


心理的にも意思決定者たちは開発中のネーミングにより関心を持つことができますし、便宜上、最後の最後で方向性の定義付けをすべてやり直し、つまり、振り出しに戻るようなことを避けることができるのです。


では、近日中に『ネーミングの秘訣5』を更新いたしますので、どうぞお楽しみに。



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