「怒っちゃダメ!」と感情を抑圧するほど、怒ってしまうカラクリ - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月22日更新

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「怒っちゃダメ!」と感情を抑圧するほど、怒ってしまうカラクリ

- good

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今回のテーマを見て「あれ?これはこの間のテーマに似ている!?」と思われた方。

はい、その通り♫

(^^♪

今回はその応用編として、今度は人間の深層心理を「感情」というものから切り込んでお話ししてみようと思います♫

☆_(_☆_)_☆

 

 

人間は自分の中にネガティブだと感じてしまう感情が湧き出た時に、「それはいけないもの」という心理が働きます。

そしてそれを避けようとして、

 

 ★ コントロールする事で我慢したり隠したりする事で、良い人間を装ったり、

 ★ 見て見ぬふりをしたり、

 ★ 他の事でお茶を濁したり、妄想に逃げたりして

 

「自分の中で無かった事にしたがる」という、エエかっこしいの習性を発揮します。(笑)

それはきっと私達人間の中に在る「罪悪感を感じさせない様にするシステム」が、無意識に働いてしまう事から来るのでしょう。

(^^;

 

自分の中に「怒り」の感情というものを見る時に、「こうありたい自分」と「こうなりたくない自分」という二つの欲のどちらにフォーカスしているのかというのを観てみますと、

「こうなりたくない=怒ってはいけない」という方が圧倒的であると思います。

 (・。・;

 

…で、それはどうなって行くかと言うと、

 

★ 怒る事は良くない → 怒りたくない=怒る事ばかり考えている → 故に怒る行為をしてしまう

★ 怒られる事は嫌だ → 怒られたくない=怒られる事ばかりを考えている → 故に怒られる行為をしてしまう

 

という事に繋がってしまうのですね~。

(-_-;) 

 

感情をコントロールする事は "大人" として大事と言われるのですが、そのコントロールの仕方には2種類有ると私は思います。

 

一つは「自分の感情を抑圧する」というやり方ですが、

これは多くの方が「そうするべき」と思い、年中自身でトライしている事であり、又涙ぐましい努力をされておられる行為でもあるのですが、

この方法が、ご自分を苦しめる逆効果の行為であるという事は前々回のコラム同様、先ほどお話ししたカラクリからご理解頂けましたでしょうか?

( ・・) ~~~ ▲

 

 

では、もう一つは?と言うと、「自分の感情を突き放してクールに観察する」というやり方ですが、

こちらは先ほどの感情を抑圧して押し殺したりする方法とは違い、「自分の感情を素直に感じて、流してあげる」という方法です。

そしてこれをする時は、ご自分の「思考や感情から来る判断を挟まない」という事がとても大事なポイントになります。

( ・・) ~~~ ◎

 

そう!まるで自分の感情に対して他人事の様に中立に、ひたすらクールに「自分のネガティブな感情をクールに観察する」という行為をするのですが、

 

そうすると、あ~ら不思議!

何も判断しないで只観察して流してあげれば、その感情はその内に溶けて無くなって行くのです。

《 ゚Д゚》!!

 

 

これが「怒らない自分」というものに辿り着ける、唯一の「賢い感情のコントロール法」になります。

何故なら、この「自分の中のネガティブに抵抗しない」という方法は「ネガティブな自分を許してあげる」という事にも繋がるので、罪悪感や自己嫌悪などのネガティブな自分にフォーカスしない方法だからです。

(^^♪

 

もし現在ご自分の感情に振り回されたり、ご自分でも持て余して苦しんでおられる方がいらしたら、ご自分のネガティブな感情を恐れて逃げたりせずに、この様な意識のシフトチェンジにトライされてみて下さい。

 

 

実際観てしまえば「何て事無い」という事に気付けるはずです。

(^^♪

 

この方法に慣れて行けば行くほど、自分の中に知らずに蓄積していた「怒り」が解けて無くなった分だけ怒る事が少なくなって行きますので、ご自分がとても楽になって行かれる事でしょう♫

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

風が吹けば、重たい雲を晴らす事ができます♫

(^^♪

 

 

 

ちなみに今回は、「怒り」という感情を例にお話しさせて頂きましたが、この方法はこれ以外の色々なネガティブな感情に対しても同じ効果を発揮致しますので、是非トライしてみて下さい♫

 

ご自分のネガティブな感情から逃げずに "ひたすら観察して流してあげる" 事は、最終的には「自分を肯定する=優しくする」という事に繋がりますので、強いては「他人に優しくする」事にも繋がって行くのです。

 

自分を許せる人は他人の事も許す事ができる様になり、それが結局「自分を楽にする」という事に繋がって参ります♫

(^^♡

 

人間である限りネガティブな感情を感じてしまうという事は当たり前の事です。

殆どの方は無理やり "抑圧" して「見せない様にエエかっこしいしている」だけなのですから!(笑)

(^^ゞ

 

 

 

 

 

 

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年