- 山下 幸子
- 独立系FP事務所山下FP企画 代表・株)エイム西宮オフィス代表
- 兵庫県
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
生命保険文化センターの調査(2013年)によると、
老後の夫婦二人の最低限の生活費は
一か月あたり約22万円、
ゆとりある生活費は約35.4万円となっています。
(ゆとりのための上乗せ額13.4万円の使途は、
旅行やレジャー、趣味や教養、日常生活費の充実などです。)
また、65歳における平均余命から計算すると、
男性は84歳、女性は89歳まで生きることになります。
これらを前提にして、
以下の条件で老後の生活費を2つのパターンで試算してみましょう。
・現在の年齢は、夫65歳、妻62歳
・夫が84歳まで生きるとして、夫婦二人暮らしの期間は19年
・妻が89歳まで生きるとして、妻一人暮らしの期間は8年
・妻一人暮らしの生活費は、夫婦二人暮らしの生活費の70%
(最低限の生活費は約15.4万円、ゆとりある生活費は約24.8万円)
(1)最低限の生活費の場合
・夫婦二人暮らし 22万円X12か月X19年=5016万円
・妻一人暮らし 15.4万円X12か月X8年=1478万円
・合計 6494万円
(2)ゆとりある生活費の場合
・夫婦二人暮らし 35.4万円X12か月X19年=8071万円
・妻一人暮らし 24.8万円X12か月X8年=2381万円
・合計 1億452万円
生活費だけでもこれだけかかります。次回は介護についてお話しします。
詳細は、拙著「公務員のためのお金の教科書」(翔泳社)をご覧下さい。
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