観光客の外国人は日本の伝統建築はとても美しいと誉めてくれます。
浅草寺の本堂は戦火にあったため、残念ですが木造ではなく、
現在は鉄筋コンクリート造です。
屋根は本瓦葺きと思っていつも眺めていましたが
なんとチタンの金属板瓦でした。
通常平瓦一枚は8キロの重量があるそうで
本堂の大屋根全体で930トンの重量になるそうです。
これをチタン製にすることで重量が1/5の180トンになります。
建設当時からチタンを使っていたかは定かではありませんが
軽量化することでコンクリートの柱のサイズを絞ることが可能になります。
が、中の柱は結構ぶっといモノでしたので、
おそらく後から葺き替えたのかなぁ・・・。
ちなみに鬼瓦は通常の瓦のようです。
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このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
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