- 山下 幸子
- 独立系FP事務所山下FP企画 代表・株)エイム西宮オフィス代表
- 兵庫県
- ファイナンシャルプランナー
対象:教育資金・教育ローン
教育資金の準備は、早めに始めるようにしましょう。
出産後は、赤ちゃんの世話で寝る時間の確保も難しいので、
妊娠中にある程度方向性を決め準備を始めると安心です。
まずは目標額を決め、積立の計画を立てましょう。
目標額は、500万円~800万円程度が目安です。
500万円は国公立大学に行く場合の金額、
私立文系であれば700万円、
私立理系であれば800万円になります。
ただし、地方在住で下宿が必要な場合は、
400万円程度上乗せが必要です。
幸いにも、現在は児童手当という制度があり、
3歳までは1万5000円、中学卒業までは1万円が
毎月支給されます。
一人当たり総額で198万円になるので、
これを全部積み立てにあてれば、
その分を差し引いて考えることができます。
そうなると、国公立大学の場合で
月に1.4万円、私立文系なら2.3万円、
私立理系の場合2.8万円を
児童手当とは別に積み立てれば足りる計算です。
これならなんとかなりそうですね。
子供は、成長するほどお金がかかるものです。
生まれる前や幼い時期ほど貯めやすく、
特に就学までの間が最大の「貯めどき」です。
ここを逃すと、大学を卒業するまで次の貯めどきはやってきません。
決して長くはないこの期間をムダにしないよう、
早めに計画しましょう。
詳細は、拙著「公務員のためのお金の教科書」(翔泳社)をご覧下さい。
このコラムに類似したコラム
教育への公的支出割合 日本また最下位に 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2017/10/09 10:15)
教育資金(5)教育資金贈与制度の活用(保険の見直し・山下FP企画・西宮) 山下 幸子 - ファイナンシャルプランナー(2015/05/06 08:12)
教育資金(4)低解約返戻金型終身保険とは(保険の見直し・山下FP企画) 山下 幸子 - ファイナンシャルプランナー(2015/05/05 12:48)
教育資金(3)積立預金か、学資保険か(保険の見直し・山下FP企画・西宮) 山下 幸子 - ファイナンシャルプランナー(2015/05/03 11:57)
教育資金(1)どのような教育を受けさせたいか(山下FP企画・西宮) 山下 幸子 - ファイナンシャルプランナー(2015/04/30 10:55)