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女性活用について(1)~職場風土の改革が第一

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 最近「女性の活躍促進」というワードが飛び交っています。どこかの企業や自治体が女性管理職を大幅に増やしたとか、女性を活用した企業には国が助成金支を給するとか。私も企業研修や、経営者団体等で「女性の活用セミナー」の講師を務めていますが、セミナーの内容は理解できるが、現実は難しいというのが実情でのようです。

 「女性の敵は女性」とよく言われるように、頑張ってほめられると他の女性社員から「自分だけ目立とうとして・・・・」とバッシングの嵐となり、果てはいじめにも。私自身パワハラの相談もよく受けていますが、まさに「できる女性に対するいじめの典型」です。よくある話です。

 さらに管理職も問題です。子育て中の女性に対する対応も「イメージ的にはわかるが頭の中ではよく理解できない」ようで、現実配慮が足りない。子どもの夕食つくりや保育園のお迎えに定時で帰ろうとすると「もう帰るのか?理由は?」―こんな質問が上司からでると、女性はがっかりするそうです。

 「女性活用」の第一歩は、誰でいいので女性を管理職にすることではありません。職場風土を見直すことです。仕事で頑張っている女性に対しては、ねたむのではなく、素直に「頑張っているね」と認めること。そして職場全体で頑張ることです。また、定時に帰る人を快く「お疲れ様」と言って送り出してください。定時に帰るためには、仕事を効率的にやって早く終わらせる努力をしているのです。ある人は、子どもの保育園のお迎えのために昼休憩を1時間取らずに、食事をしながら仕事をして早く進めているそうです。

 子育て、病気、介護等、どんな人でもいつかは大変な時期を迎えます。ただし、その時期はずっと続くものではありません。その時に職場の上司、同僚として「お互い大変な時は事情を察し、協力する姿勢」=「お互い様の職場環境作り」が、女性活用促進のまず第一歩です。

 

 

 

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(愛知県 / 人事労務・キャリアコンサルタント)
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13の資格を持ち、様々な知識を活かしてコンサルティング、研修やセミナーの講師、カウンセリング等幅広く行っています。最近では企業のハラスメントやメンタルヘルスの研修、ワークライフバランスの推進、女性の活躍送信事業等で活躍しています。

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