- 島田 千草
- 株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
『ネーミングの秘訣』のシリーズの第3回目です。
♯3) ネーミング(開発)会社の選び方
「ネーミング会社なんて、基本的には、みんな同じだ。」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
2つのネーミング会社を評価するのは、野菜や果物を選ぶのと同じくらい簡単と思われがちのようです。
確かに、ネーミング開発を手掛けている2社には共通項が存在しています。でも、全く同一であるとは言えません。
とりわけ、開発に必要とされる予算(プライス)は会社によってさまざまなのも事実です。
但し、費用面のみでネーミング会社を選ぶことだけは避けなければなりません。
開発実績やしっかりした開発プロセスに着目することなくネーミング会社を選んでしまうと、あとで予期せぬ(商標上の)問題を抱えてしまうことにもなりかねません。
では、いいネーミング会社の基準とは?
ネーミング開発のプロセスが明確に提示されていること、また、名前をきちんと調査できるシステムが整っていること。
それから、あなたと、あなたがターゲットとしているお客様にピッタリ合ったネーミングを提案できる本来の能力を持ち備えているネーミング会社であること。
いくつかの開発会社では、同じスタイルのネーミングをすべてのクライアントに提供しているところもあります。
インテリジェンスなネーミング開発のプロセスをもつ会社では、あなたの話に耳を傾け、あなた自身のプロジェクトを理解し、あなたのお好きなものを自由に選べるよう、さまざまなタイプやスタイルのネーミング案を豊富に提案しています。
さらに、ネーミング会社に対してチェックすべき確認事項を、以下に続けます。
・ このネーミング会社には専属のクリエイティブスタッフがいるのか、それともフリーのクリエイティブが大半を占めるのか?
・ ネーミングに付随する複雑な問題を正しく理解し対処するためには、この会社はネーミングビジネスのフィールドで十分な経験を積んでいるのか?
・ このネーミング会社が提案している開発プロセスから、一体どの程度のヒットネーミングを生み出しているのか?
・ 開発実績では、取り扱った業種の幅広さや、クライアント名、さまざまなネーミングスタイル、クリエイティブ方針が反映されているかの?
最後に、もうひと言。
繰り返しますが、開発の費用だけで、ネーミング会社を選ぶことだけは避けて下さい。
しっかりとした開発プロセスと豊富な経験を持っているネーミング会社では、ひとつのネーミングが最終決定するまで、ネーミング、言語学、マーケティング、商標のエキスパートたちが開発を裏から支えているのです。
では、近日中に『ネーミングの秘訣4』を更新いたしますので、どうぞお楽しみに。
グローバルネーミング開発
世界へ挑むブランドネーム・CI開発
株式会社 ノーメン・ジャパン
www.nomenjapan.com