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ウジ トモコ
代表取締役 アートディレクター
東京都
アートディレクター
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マーク制作の注意点

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視覚マーケティング ポジショニングとカテゴリー
Q:マーク制作の注意点

グラフィックデザインをしている者です。

ある患者会のシンボルマークを依頼され、製作しています。
マークが完成に近づいてきたのですが、他の団体や会社等で既に似たモノがあった場合、問題がおきる事はあるでしょうか?また、そうならない為に事前にやっておく事、注意する事などありましたら教えて下さい。

質問者│qmasaka・埼玉県・女性・41歳


こんにちは ウジトモコです。

回答を書き込もうと思ったら、なぜか受付が終了していましたのでコラムで掲載させていただければと思います。

省コスト・小コストという前提でお話をさせて頂ければと思います。つまり、大手上場企業などのリブランディングなどではなく、少ない予算で結果を出す事が前提のケースです。

日本の企業経営者の中には、会社を創る・・・ということの『夢』のひとつに『会社のロゴマーク』を作るという妄想、というか既成概念がどうもあるようです。

専門家としてはっきり申しあげますが、何億何千と言う膨大な広告費用を持たない中小企業にとって「ロゴマーク」は必ずしも必要ではありません。

と言うと、驚かれるかもしれませんが、もっとも大切なのは社名を視覚で伝えるための「ロゴタイプ」なのです。ロゴタイプとは社名がマーク化されているものといったところでしょうか。
(たとえば、Google、アマゾン、AllAbout、ミクシイ、、などを想像してください。社名とマーク、ではなく社名自体がデザインされていますよね。)

ロゴとマークが別々に存在すると、それを上手に組む(レイアウトする)だけでもレギュレーションやフォーマットが必要になります。縦組み、横組み、2段組、、、約束がたくさん必要になりますし、スキルの無いデザイナーが組むと、ロゴのまとまり自体も無くなる可能性があります。

▼参考
【Q&A】「ロゴと会社名との使い方について」(AllAboutProfile)

インターネットの登場で、世の中に情報が氾濫&散乱している事は、周知の事実です。露出している情報の量を考えたら、「単純化」「記号化」していく事が前提のロゴマークが類似する可能性は大いにあります。それでも、組織として、シンボルマークが必要な場合はもちろんあるでしょう。そう言ったケースで、もし、発注コストに限りがあるのであれば、発注者サイドも制作者に責任を押しつけるばかりでなく、情報収集に汗をかくのは当然であると考えます。

ですから、初期費用と時間軸と露出量で不利な条件が明らかな場合、そこに執着するのは、時間とお金と人力の無駄使いなのです。

制作者はまず、デザインや広告制作においての現状と正しい知識をクライアントに伝える事がとても大切だと思います。
お金になるのであれば何でもやるのではなく、クライアントの利益になる事を前提に、デザインやクリエイティブの納入を心がけなければ、業界自体の信用は落ち、結果として国の競争力も落ちていってしまうのではないかと私自身はそう考えます。

逆に発注者もデザイナーは士業ではないにせよ、専門家なのだという意識を常に持って頂き、専門家からのアドバイスは謙虚に受け入れて欲しいと思います。



ご参考になれば、幸いです。