こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
「夫は我が家の長男です~!!」
とお嘆きの女性は多いものですが、長男どころか末っ子ちゃんになっちゃうケースも結構あります。
困ったちゃん夫は、自分が問題を作る側で、妻が問題を解決する側という役割分担がしっかりと出来ているという条件下で本領を発揮します。
酒に溺れる、女に溺れる、ギャンブル、借金、暴言、暴力・・・
「こんなことする俺って、最悪だろ?」
と、心のどこかでは感じているのかもしれません。
罪悪感を感じている人は、自分が悪いヤツだということを証明するために悪さばっかりします。
「悪いだろ?な?俺、超悪いヤツだろ?」
って感じ。
ところが自分でこさえた問題を妻が解決してあげちゃったりすると
「こんな悪い俺のことを許してくれるっていうのか?」
と、怖くなってしまいます。
だって、許してもらえるだなんて夫にとっては到底有り得ない話だから。
だから、悪さっぷりがどんどんエスカレートしていきます。
「これでもまだ許すってか?」
「いくらなんでも、こんなことしたら、もう許してくれないよな?」
って感じ。
それでも妻がお世話を焼いてしまうと、夫はもっと困ったちゃんになっていきます。
「こんな俺を見捨てずに許してくれる妻がいる」
ってことに、自分の価値を見出してしまうんですよね。
一方妻も、しょうもない困ったちゃんを支えてあげることで自分の価値を認めることが出来るんです。
「ホントにもう、この人は、私がいないと全然ダメなのよね~」
って。
夫が問題を作ってくれないと、自分の価値が認められなくなってしまうから
「苦しい。どうして私ばっかりこんな目に?こんな男いなくなってしまえ~!!」
と表面上は思っていても、内心は、この困ったちゃんがいてくれないと困るんです。
自分の価値を認められない夫と自分の価値を認められない妻が、それぞれのやり方で価値を得ようとした結果がこれです。
じゃあ、もし自分の価値を自分で認めることが出来たら?
辛い関係にしがみつく必要がなくなるんですよね。
困ったちゃん夫は、夫婦ふたりで作り出しています。
夫だけに100%の責任があるわけではありません。
妻にも責任を負う部分があります。
「困ったちゃん夫を助けてあげなくても、私には価値があるのよ」
って思えるようにすること。
それが妻が責任をもって取り組むことです。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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