今日は、3月6日。啓蟄ですね。
二十四節気で啓蟄(けいちつ)とは、
土の中で縮こまっていた虫(蟄)が穴を開いて(啓いて)動き出す日のこと。
「さぁ働くぞ」 と意気込み始める日。
何となく … なにか始めるにも気持ち的に高まる日なのかもしれません。
動き始めたくなる!そんな日。だから、 何かをはじめるのに良い日でもあります。
さて、この二十四節気、あまり耳慣れない暦注ですよね。
日本の四季は様々な穀物が育っています。
本来の季節を知る目安として、太陽の運行を元にした暦が 『二十四節気』。
二十四節気は、太陰暦のような、気候と暦のずれはありません。
毎年同じ時期に、
同じ節気がくることや節気の感覚が約15日で一定して、
半月ごとの季節変化に対応できること等から、
穀物を育てる目安としては非常に便利で、
四季を大切にする日本人の感覚にも合っているのかもしれません。
日本では1873年に太陰暦から太陽暦に改暦されましたが、
現在でもカレンダーの日付の横に二十四節気が記載されていることがあります。
二十四節気は馴染みがないように感じますが、
私たちの日常生活と意外に密接な関係にあります。
例えば、時候の挨拶がそれにあたり、暑い盛りの挨拶「暑中見舞」。
立秋以後は暑さの残る季節の挨拶「残暑見舞」に変えることなどです。
私たちは無意識に日常生活のあらゆる場面において、二十四節気と接しているのですね…。
日々様々な環境や人とのつながりに 「有難い」 気持ち を持てることが、
仕事もプライベートも家族関係も良好にするはじまりです。
そんな機会を 「二十四節気」 は 常に私たちへ与えてくれているのです。
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