「松下さん、今度、コンビニチェーンのフランチャイズとして独立することになりました。」
ある日、facebokのメッセンジャーでマクドナルド時代の後輩から嬉しい報告が送られてきました。
彼は、このほど長年勤めてきたマクドナルドを退職し、地元でコンビニチェーンのオーナーとして独立するのです。
報告の中で彼は、このようなことを言っていました。
「独立に際してコンビニ本部の研修を受けたのですが、さすが、1万店を展開するコンビニチェーンには、素晴らしいシステムがたくさんあります。しかし、マクドナルドほど徹底されていないポイントもあると思いました。特に、店舗でのスタッフの衛生管理です。」
彼が言う、「スタッフの衛生管理の問題点」とは、こう言うことです。
コンビニでは、レジ待ちのお客様に1秒でも早く対応するために、レジ以外の作業をしていても、お客様が並んだらすぐに、レジに戻ることを徹底しています。これは、スピードを大切にするコンビニエンスストアとしては、本当に見事なくらい徹底されているのです。
また、床のワックスなどのクレンリネスについても、非常に細かい基準があり、それはそれは見事に徹底されているそうです。
しかし、残念なことに、「衛生管理」については、そこまで見事には、徹底されていないというのです。
特に、掃除中にレジに戻る際に、まず、きちんと手指を洗浄し、その後アルコールを手指に吹きかけるのがマニュアルなのですが、それが徹底されていないシーンを見るというのです。早くレジに戻ることの方が重視されてしまっているのかも知れないな、と感じるそうです。
そう言えば、先日、私の友人も全く同じ事を言っていました。
彼は、お客様として、サンドイッチをレジに持っていったところ、掃除から戻ってきたスタッフが、手を洗わずにサンドイッチを触ろうとしたので、思わずドスのきいた声で「手を洗えよ!」と文句を言ったそうです。
すると、スタッフは慌てて手を洗い、何度も何度もアルコールで手指を消毒していたそうです。
後輩は、オープンに向けての研修を受ける中で、コンビニチェーンのこだわりが徹底されているところと、甘いところの差を感じたそうです。
「私は、マクドナルドでたくさんの素晴らしい基準を学びました。今度はそれを、コンビニエンスストアの経営に活かして最強のコンビニを作りますよ!例えば、肩より上を触ったら手を洗え!とかね~」
彼が言う「肩より上を触ったら手を洗う」というのは、マクドナルドの手洗い基準の高さを象徴する一例です。マクドナルドでは、ホーキやモップを触ったら、手を洗うのは当たり前。もしも肩より上、つまり髪の毛や首、顔などを触ったら、必ず手を洗うのです。このことは、どこのお店でも厳しく指導されてるのです。
残念ながら、巨大コンビニチェーンのきめ細かいマニュアルにもそこまでは書いていないそうです。
しかし、彼が言うように、巨大チェーンを維持する素晴らしいマニュアルに、自分が今まで学んできたマクドナルドの素晴らしい基準を加えると、更に強力な店が出来るはずです。
お客様は、よく見ています。
ほんのチョットした衛生基準の徹底も手抜きも必ず見ています。
彼が、最強のコンビニを作っていけば、きっとお客様は安心して彼の店を選んで下さるでしょう。
そして、競争の激しい世界の中で彼の店は、真の繁盛店になって行くことでしょう。
心から彼の独立を応援します!!顔晴れ後輩!!
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