「いらっしゃいませ。この雪の中、ありがとうございます。」
彼女はそう言いながら、私がたたんだ長傘の先に、ビニールの傘袋の口を広げて差し込み、するするっと手元まで引き上げてくれました。
「わお~ありがとう。助かります。」
「いいえ~とんでもないです!」
私は、ちょっと空いた空き時間をカフェでゆっくり過ごそうと選んだこの店の、入口ですでに最高に癒されてしまいました。
この日、東京の天候は、朝から雪。
この店のある街、堀留町も歩道にも5cmほどの雪が積もっていました。
時間は、もうお昼過ぎになっていましたが、まだ冷たい風が吹き、雪も降っていました。
このカフェは、ビジネス街にあることもあってランチタイムには、レジカウンター前には長蛇の列が出来ます。
そのランチピークを廻しているのは、女性ばかり6名のスタッフチーム。私は、このスタッフ達のチームワークと気配りいっぱいの接客スキルがとても気に良いっていて、人形町、堀留町あたりで仕事の時は、いつもこの店で時間調整や仕事前の準備をします。
雨や雪の日にこの店を利用するのは、この日が初めてでしたが、やはり彼女たちの気配り手配りは素晴らしかったのです。
多くの人の出入りが多いカフェやデパートなどでは、雨の日には、傘立てではなく傘袋を用意してくれているところが多いですよね。このカフェもそうです。
そして、ほとんどのお店では、その傘袋のビニールをちぎって、口を広げて、濡れた傘を入れるのは、その傘を持っているお客様自身が行います。
でも、このカフェでは、スタッフが、サッとビニール袋をちぎって、私の傘にすっとかぶせてくれたのです。
確かに、私は、左手にビジネスバッグを下げ、右手には傘を持っています。その状態で、傘袋を取り、傘にかぶせるのはとても面倒なのです。なので、彼女のこのサポートはとても助かったのです。
高級レストランや高級ホテルでも無い、ごく普通のカフェチェーンでこんなことをされたのは生まれて初めてです。
私は、かなり衝撃的な驚きを覚えました。
確かに、もしも、お客様が傘袋を使わずに、濡れた傘のままで、雫を垂らしながら店内に入ると、床が濡れてしまい危険です。それを防ぐ意味もあるのでしょう。それにしても、「どうぞ傘袋をお使い下さい」とお声がけするか、傘袋を手渡しするかでも充分にその目的は達成出来ると思うのです。
しかし、彼女は、自分の手で私の傘の先に傘袋の口を差し込んでくれたのです。
このカフェは、以前、ココのコラムで「店内で大声で携帯電話で話しているお客様にきちんと注意をするスタッフ」のお話しを紹介したお店です。この日のスタッフは、前回のスタッフとはまた別の方です。
きっと、かなり素敵な店長がいて、しっかりと「相手軸」をトレーニングをされているんでしょうね。
次回、堀留町に仕事に行くのがとても楽しみになりました。
もちろん、またこのカフェを利用させていただきますよ。
※このカフェは、カフェベローチェ日本橋堀留町店 です。
公式サイトは、こちら
http://chatnoir-company.com/chatnoir/ShopSearch?shop_code=410
※「店舗力診断」「従業員満足」「ミッションPDCA」に関するご相談、従業員満足度調査、セミナー、研修、売上アップコンサルティングなどについては、弊社までメールかこのホームページの「お問い合わせ」「お気軽にご相談下さい」から、お問い合わせ下さい。ご連絡をお待ちしております。
いつもお読み頂きありがとうございます。
ブログランキングに参加しています。こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
※クリックして人気ブログランキングへ
■松下雅憲の著書について詳しくお知りになりたい方はこちらの画像をクリック!
■松下雅憲への「コンサルティング依頼」「講演・セミナー・研修依頼」についてはの公式ホームページへどうぞ
■松下雅憲が紹介されたページはこちら