『噛む』ことは、認知症の予防に - 虫歯治療 - 専門家プロファイル

金田 竜典
医療法人Dentiste-innov 
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
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閲覧数順 2024年04月16日更新

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『噛む』ことは、認知症の予防に

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  1. 心と体・医療健康
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今日は、『噛む』ことの大切さをご紹介したいと思います。

『噛む』ことは、食事のときに食べ物を細かくするだけでなく、多くの役目を担っています。
よく噛むことにより、唾液の量も増え、ホルモンの分泌も促進されます
さらに、脳への血液供給が増え、脳細胞を活性化させるという研究が近年多く発表されています。
残っている歯の数と認知症の進行状態には、関係があるというデータも示されています。

また、もし歯を全部失っていても、義歯を入れると脳内血流が50%増えたという報告もあります。
ですから、なるべく自分の歯を失わないように定期的に歯科医院でクリーニングや虫歯のチェックを受けることも大切ですし、歯を失った場合は義歯を入れることが大変重要になります。

毎週、施設(特別養護老人ホーム)で口腔ケアと診療を行っていますが、義歯を入れてらっしゃらない方が多いのが残念です。
認知症が進んだり、何年も入れていないと新しく作った義歯を使っていただくということは、大変難しいです。
そうなる前の段階で、義歯を使っていただけるよう家族の方や医療機関関係者の方々と協力していけたらと考えています。

訪問診療や義歯についてのご相談のある方はお気軽にご相談下さい。