- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
東京は最近雪が降ったり寒いですね。
今年は過去を反省して冬に雪国に行かないようにしています。
昨冬は会津、その前の冬は十和田に行って雪の中泣きそうでした。。。
4月に富山と金沢に行きますが、雪はないですよね。その時期は。
両親とも雪国(秋田と富山)出身なので、血統的には雪に強いはずなんですが。
皆さん、こんにちは。専門家プロファイルの存在を忘れていた小坂です。
来週2月26日に大阪でウェブ解析士協会が開催するお祭り「ウェブ解析祭りin大阪」に参加します。
今回はスタッフ兼スピーカーです。
http://www.web-mining.jp/rest/update/web-analysys-fes-150226.html
お陰様で1月末には定員80名を超え、100名まで増席しましたがそれも満席になり現在キャンセル待ちを受け付けている状態です。
現在(2015/2/18 15:00時点)でキャンセル待ちは4名です。
もし興味ある方いましたら是非登録お願いします。
前置きが長くなってしまいました。
その大阪でのウェブ解析祭りにも様々なウェブ解析ツールを活用する方法のお話が出ます。
ウェブ解析ツールと一言に言っても、様々な機能、得意技、価格、制約、導入方法があります。
ウェブ解析ツールはどのようにして選定すればいいのか?
上級ウェブ解析士の講座でも話が出てきますが、私の解釈による5つの視点を今日は紹介します。
1.誰が使うのか?
この視点が一番重要だと思っています。
専業の人なのか、兼業の人なのか、インハウスの人なのか、外部のコンサルなのか?
これはウェブ解析ツールに限った話ではありません。
CRMやSFA、会計ソフト等、何にでも共通することだと思います。
前提となる専門スキルや、ツールを使うことがどれだけ重要な仕事なのか?
それらにより使うツールは変わってきます。
基本的には「使う人が選ぶ」「他の人はアドバイスをする」ことが大切です。
もちろん、その使う人は「何のために自分が使うのか」を理解している必要があります。
2.なぜ使うのか?
使う目的はばらばらです。
広告の運用、サイトの改善、ビジネスモデルの検証、代理店が実行した施策の検証、
過去からの推移を公開する必要がある(自治体や役所等のように)、
世の中の変化を知るため、商品企画などなどなど。
もちろん複数の目的が重なることもあります。
これらにより、どういう機能が最優先なのか、ログの取得方法はどのタイプがいいのか?
ウェブ解析にかけられるコストはどれぐらいなのか?などが決まります。
3.いくらかけられるのか?
ウェブ解析が売上や利益に直結する場合、ツールの選定においてはコストの比重が下がります。
安いツール(無料含む)で売上・利益をあげられないよりは、
高いツールでも売上・利益を上げられる方がいい場合があります。
また、インハウスで運用する場合でも、外部のウェブ解析士等にコンサルを依頼するのかどうかも決まってきます。
そして、その売上・利益に直結するのはなぜか?というのを考えて、それに適したツールを選定する必要があります。
4.どんなデータが必要か?
予算と同時に考えることとして、どんなデータが必要かということがあります。
ツールによって取りやすさや活用のしやすさが違います。
組織名は必要か、広告効果は必要か、経路解析は必要か、直接PDFをダウンロードした数は必要か、
アプリ解析は必要かなどなど。
使いやすいツールで安いツールでも、必要なデータを取得で切れなければ意味がないです。
who,why,how much,whatときましたので、残すはwhen,where,whom,howだなと思った方多いですよね。
5.誰と共有するか?
5つ目はwhomです。
(どれぐらいの頻度でチェックするか、どこでチェックするか、どのようにチェックするかももちろん重要ですが、
それはここまでの5つの中で答えが出てきますので、省きます。)
ウェブ解析は「事業の成果を出す」ために行うものです。
素晴らしいレポートを作っても、素晴らしいアイディアが出てきても、実現しないと成果を得ることはできません。
ウェブマーケティング関係者、営業、経営者、制作者、広告代理店など様々な関係者がいる中で、
どの範囲まで共有するかです。
範囲は広いほうがいいです。
理由は、「何か現象があった際の理由がわかる」「施策の幅が広がる」というところです。
そうはいっても、ウェブ解析に関われる時間は限られますから、
必須な人、任意な人、毎月の人、半年に1回でいい人等にわけて
うまく情報や施策を共有しましょう。
ウェブ解析ツールの選定は非常に重要です。
ウェブビーコン型、サーバーログ型、パケットキャプチャー型いずれも導入には大なり小なり手間はかかりますし、
測定の継続性もありますから、変更するコストもあります。
無料だから、機能が多そうだから、皆が使っているからではなく、
事業の成果を出せそうだから、必要な機能があるから、自分が使いやすいから
という視点でツールを選びましょう。
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