近くには緑が多い遊歩道がある。
「これだっっ!」
予算内で間口も広いし、この土地なら気に入ったプランが入りそう。
そのまま、不動産会社に行って資金計算を。
でも、ちょっと待ってください。
それで大丈夫ですか?
注文建築を建てたいので、土地探し。
↓
なかなかいい土地が見つからない。
↓
当初の予算よりも徐々に上がってしまう。
↓
ギリギリの予算で資金計算をする。
↓
しまいには建築予算を削る。
こういうケースはよくあります。
そんな時に、もし検討している土地の地盤が弱かったら?
地盤が軟弱の場合、改良工事や抗管の打説費用がかかり、
建築予算をさらに圧迫することになります。
軟弱地盤層が2メートル以内であれば表層改良でよいですが
それ以上の深さであれば、鋼管杭の打設費用がかかります。
敷地や建物の規模、工法によっても変わりますが、
100万円以上かかることもよくあるのです。
売主が業者の場合は、事前に行っていることもありますので
確認してみてください。
調査資料がない場合、売主に依頼をして地盤調査をさせてもらうことも
方法のひとつですが断られることが多いので、
その場合は、近隣の地盤データを役所に行って調べるといいでしょう。
またンターネットでも、参考になるサイト↓もあります。
http://www.jiban.co.jp/geodas/guest/index.asp
売主が個人の場合や事前に行っていない場合は
購入後に自己負担で行うことになります。
スウェーデン式サウンディング試験であれば、
地盤調査の費用は5万円前後です。
調査費用自体はおおきな金額ではありませんが、
軟弱の場合の費用を想定しておくことが大切です。
一般的に遊歩道の近く、地勢の低い場所、''盛土''などの物件は
地盤が悪い可能性が高いです。
その分のコストを考慮のうえ、資金計画を立ててください。