国語辞典によると、
『土地およびその定着物をいう「不動産」以外の物』を
「動産」といいます。
言葉の意味からすれば、
動産と不動産は
全く正反対のものになりますが、
「動かせるもの(動かしやすいもの)」という意味では
不動産の中にも「動産」があります。
ゴールドクレストの安川社長と
フュージャーズ・コーポレーションの広岡社長は、
ともにバブル崩壊後に
コスモスイニシア(旧リクルートコスモス)から独立した
一部上場のマンションデベロッパーのオーナー社長です。
ゴールドクレストは
タワーマンションなど都心を中心に物件を供給、
一方やフュージャーズは
千葉や埼玉を中心とした、主に郊外において
分譲マンション事業を展開してきました。
お二人は同じ母体の出身でありながら、
これまでまったく違った戦略をとっていました。
その二人の会社の業績が
今期大きく明暗を分けました。(注:2007.12月時点の記事です)
用地取得競争は当然都心の方が激戦です。
競合も多いし価格も高い。
そのため
なかなか供給戸数も伸びない。
郊外のマンション用地は
競合も少なく価格も安いため、
比較的楽に供給できます。
一昨日の新聞(2007.12)に
分譲マンション各社の今期業績見通しが載っていました。
フュージャーズが、
販売期間の長期化による経費増のため
営業利益が対前年比マイナスになる見込みに対し、
逆にゴールドクレストは10%近く伸びるようです。
明暗を分けたのは「供給立地の違い」です。
>>> 明日へつづく・・・
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