「うちもホームページを作ったんですよ~。これで患者さんにもうちの病院のことが伝わるようになるなあ~楽しみだなあ~」
あるクリニックの院長が、嬉しそうに話してくれました。
このクリニックは、住宅街にある小さな個人クリニック。
最近は、この地域にも同じようなクリニックがたくさん出てきて、いわゆる競争が激化しているのです。
そんな状態なので、このクリニックは、徐々に患者さんの数が減ってきており、苦戦が続いていると言うことです。
そんな状態を脱しようと、彼は、若い患者さんを狙って、ホームページの制作に乗り出したそうなのです。
クリニックも最近は、若い世代をターゲットにホームペ-ジを持つところが増えてきています。
私は、早速その場で彼のクリニックのホームページを見せてもらいました。
しかし・・・私が、そのホームページを見た印象は、「ああ~やっぱりな・・・」というものでした。
そのホームページには、治療のメニューやどういう症状の患者さんに対応しているとか、場所の地図などが載っていますが、ただそれだけなのです。
この街に、クリニックがここしか無いのならば、その程度のホームページでも構いません。と言うか、特にホームページを持つ必要も無いかも知れません。しかし、この街には、本当にたくさんのクリニックがあるのです。彼のところだけでは無いのです。
ホームページを作るならば、作らないときに比べて、大きな効果が無くては意味がありません。
その効果とは、「困っている患者さんがどこに行こうかと悩んでいるときに背中を押してくれる」と言うことなのです。
なので、ただ、「ここにクリニックがあります」と言うだけでは、意味が無いのです。そんな情報ならば、クリニックを探す専門サイトの基本情報と何ら変わりが無いのです。
ホームページを作るために大切なポイントは、飲食店でもクリニックでも美容室でも同じです。
ただ、飲食店は、低コストで試すことが出来るのです。食事のチャンスは、年に1000回はありますからね。
でも、クリニックや美容室は、そうは簡単に試せないのです。
クリニックのホームページを作る上で大切なことは、「そのクリニックを選ぶ理由をはっきりとさせること」です。
そのためには「患者さんがクリニックを選ぶときにどう言うことを考えるのか?」を知ることが大切なのです。
患者さんが困っているのは何のか?
その院でそのお困りを解決できるのか?
それはどういう方法を使うのか?
院内はどの様な雰囲気なのか?
院長・看護師はどういう人なのか?
院長・看護師はどういう想いでこの仕事をしているのか?
どんな患者さんが来ているのか?
その患者さん達の評判はどうなのか?
昨今は、積極的なセカンドオピニオンを薦められますが、言われて素直に行動できないのが、クリニック選びなのです。良い悪い、上手い下手にかかわらず、身体を見せた相手って、なんだか心情的に「まあ、この人になら任せてみようかな」と思っちゃうのです。私なんかは特にそう思ってしまう方なのです。
一度決めてしまうと、なかなか他にチェンジできないのです。
だからこそ、最初に選ぶための情報にはこだわります。
一般的な情報しか無い場合は、選ばない・・・いや、選べないと言うことなのです。
今や競争が激化しているクリニックの業界。
ホームページを作るのにも、もうひと工夫するだけで、「信頼できそうなお医者さん」になれるのです。
お医者さんも、エリアマーケティングをしっかりと行って、競争に勝っていって欲しいですね。
もちろん、美容室も、接骨院も、みんな同じですよ。
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