人日と七草がゆ - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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人日と七草がゆ

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講習

今日は人日

1年で一番大事な「お正月」

歳神様にお越し頂いた

神聖な日々

松の内も明けます

お正月飾りは外しましたでしょうか



日本の行事も中国の影響を多大に受けていますね

奇数が陽の数字であるとされたのも

中国の「陰陽思想」ですね

陽の数字が重なる日をおめでたい日として迎える

五節句

1月だけは神様のお越しになるこの日を外していますね


「人日」に頂く七草がゆ

これも中国の「七種菜羹」に由来するようです

古く中国では7種の野菜を入れた羹(とろみをつけた吸い物)を

人日に食すると病気をしないという言い伝えがあったそうです

それが日本に伝わり七草がゆとなったと思われます



七草がゆを作る時は

まな板の上で 

「七草なずな唐土の鳥が 七草なずな唐土の鳥が」

と唱えながらトントントンと包丁を動かすと

リズムもよく気が上がってきます

「唐土の鳥」は中国の鳥です

中国から渡り鳥が渡ってくると 作物に害がおよぶ

その害で健康を損ねないうちに 七草がゆ七草がゆ

と言う意味のようです 


昔から鳥インフルエンザのような病気が

あったのかもしれませんね




このような唱えをしなくなって久しいですが

唱えながら切ってみると

実に包丁運びがよくなり 軽快に支度ができます




ある新聞の調査によると

昭和50年代前半くらいには

全国でこのような唱え歌が唱えられていたそうです

地域によって多少言い回しがちがうので

いつか研究したいと思っていますが

早くしないと 消え去ってしまうかもしれませんね



この七草粥も・・・・

自然の恵みに感謝するとともに

家族への愛情の証です


小寒に入ったこの時期に

「家族のみんなが 病気をしないように」

という「祈り」が込められています


そんな時期に 

無病息災を祈って炊き上げる「七草がゆ」

大事にしたい風習です

春の七草は自然の恵みの少ない時期に

自然の息吹をいただく「食せるもの」ばかりですね

ちなみに秋の七草は恵みの秋ですから

食する物ではなく

目で愛でるものなのです

自然の粋なはからいに感じます



さて私も今朝は早く出掛けますので

そろそろ「七草がゆ」を作る事にします


「七草なずな 唐土の鳥が 七草なずな・・・・


せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ

今年はすずなが3つ入っていました






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橘 凛保(Riho Tachibana)