- 本森 幸次
- 株式会社シンカナビ
- 大阪府
- ファイナンシャルプランナー
対象:人材育成
しっかり利益を上げるためのビジネスモデルは?そのための資金の調達方法は?その調達先に説明する事業計画書は?アウトソーシングはどこからどこまで?社員人件費の目安は?などなど。経営幹部なら理解しておくべき社長の視点はいくつもあります。
社会環境や制度が大きく変化している今こそ経営幹部として社長の視点を身に付けましょう。
あなたは会社というものをどのように定義していますか?
夢を実現する場所、社会の困り事を解決する集団、お金を儲ける道具、など色々ありますが、ある経営コンサルタントは「投資物件」と定義しています。
投資といえば株式と不動産などが代表的ですね。
株式は今でこそ、日々の価格変動から売却益を得ることが主流となっていますが、元々は会社が生み出した事業利益から配当を受け取ることが期待されていました。どの会社を選ぶかは株式の配当利回りで判断していたわけです。
不動産は最近やっと利回りの考え方が浸透してきました。売買と賃貸が主流でしたが、今では一般の会社員でもマンションやアパートなどの投資用物件が買える時代となりました。専門誌などではいくらの投資に対していくらの利回りが期待できるかの目安率が表示されています。
仮に年10%の利回りであれば5000万円の投資に対して500万円のリターンがあり、手元に5000万円がなくても金融機関から借りれば投資は可能で、借入利息が3%なら7%分のリターンは残る計算になります。実際は保守費用等を差し引くため少なくなりますが、借入利息を上回るリターンが得られれば不動産投資は良い投資と考えていいことになりますね。
お金の運用という考え方で見ると、会社とは株式や不動産と同様に手元のお金を増やす選択肢の一つだと言えます。
「当社へ投資すると儲かりますよ」と自信を持って言える社長は会社経営に向いていますね。
・・・(2)では投資物件としての会社をもう少し詳しく見ていきます。
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