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何かを始めるためには、何かをやめなければできない

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み

 新年を迎えて、何か新たな取り組みを始めようと考えている方も多いと思います。

 

 新たな取り組みということでは、以前あるところでうかがったお話で、印象に残っていることがあります。

 それは、「何かやめたいことがあるならば、やめた部分を埋める新しいことを始めなければならないし、何か新しいことが始めたいならば、今までやっていた何かをやめなければできない」というお話でした。

 

 “禁煙”が例として出され、「たばこをやめようと思ったら、それまで吸っていた時間を何かで埋めなければやめられない。だからガムをかんだり飴を食べたりすることで埋めようとする」ということでした。

 

 私がなるほどと思ったのは、その逆に新しいことを始めようとするときの話で、「みんな新しいことは積み上げ、上乗せばかりで考えるが、与えられている時間は有限であり、始めることとやめることをセットで考えなければ、新しいことはなかなか始められないし、始めても続けられない」ということです。

 

 考えてみると、私はここ数年、ブログやその他の原稿を書く機会が増えましたが、その代わりにテレビを見ている時間が圧倒的に減りました。

 また、いつも懇意にしている社長とたまたま話した中で、この社長は「最近ちょっと面白いゲームにはまってしまったおかげで、読書する時間が減ってしまった」などとおっしゃっていました。勉強をするために睡眠時間を削るなんていうことも、たぶん同じようなことです。

 

 一言で言ってしまえば、物事の優先順位づけなのでしょうが、この「何かを始めたら何かをやめる」ということは、実はみんな無意識のうちにやっています。逆に今までやっていたことが何もやめられなかったとしたら、きっと新しく始めたことの方が続けられなくなっているのでしょう。

 

 ここで思ったのは、この無意識でやっていた「何かをやめること」が意識的にできたとしたら、「新しく始めたこと」を続けられる確率が上がるのだろうということです。

 

 「新しいことを始めるには、まずやめることから考える」という方法は、結構良い方法なのかもしれないと思っています。

 

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