おはようございます、今日はとんちの日です。
謎かけってのはとんちともまた違うのかな…。
会計の期間についてお話をしています。
資産とは「売上を上げることができるような力を秘めているもの」と紹介しました。
実はこの回答は時代によって変わります。
例えば昔、経済がいまよりも脆弱であったころ、資産に求められていたのは「換金性があること」でした。
いつ会社が潰れても担保として使えるように、売れるものだけが資産とされていたのです。
ということは、繰延資産とは「費用を繰り延べたもの」ですから売ることができません。
(形もなければ権利でもないので換金性が存在しない)
従って昔の会計では繰延資産は資産ではなかったことになります。
それが経済が発展し、会社というのがそう簡単には潰れないよね、ということが当たり前になってきたことから資産とは「売上を上げる力」が大切とされるようになったのです。
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このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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