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藤原 文
(行政書士)

閲覧数順 2016年12月08日更新

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「小さい時に本をいっぱい読んでもらってた人!」 「はぁい!」

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Educational Psychology

「ゼロ歳から3歳までの間に、どれだけ本の読み聞かせをするかが、その後の子供の一生を大きく左右する。」

 

ということは、以前から発達心理学、脳心理学の分野では理解されていたことですが、先日、アメリカの小児科学会(The American Academy of Pediatrics)が、「本の読み聞かせ」を専門医の立場から促進する決定をしました。

New York Times より)

 

 

脳科学の超速の進歩により、「どれだけ効果的に脳が発達するかは、生まれてから3年の間に決まる」認識がますます確信を持って問題にされるようになっています。

 

そして、その「効果的な脳の発達」は、幼児に本の読み聞かせをすることで、飛躍的に向上させることが出来ることも、多くの研究結果が証明し続けています。

 

語彙の発達はもちろん、人間として成功するために重要な、高度のコミュニケーション能力の発達を助けるのも、「本の読み聞かせ」であると証明されています。

 

今回の「アメリカ小児科学会」の動きは、これら科学的研究の結果を踏まえ、また多くの親は日常的には「読み聞かせ」を行っていないという、危機的な現実に対処するためのものだそうです。

 

子供が医者を訪ねるたびに、親への「読み聞かせ」啓発活動を行うことにしたそうです。

 

3歳になるまで、日常的に「本を読んでもらってた」子供は、脳が大きく能力をつけ、それが後年の学業での成功につながるからです。

 

学業で成功する個人が多ければ、それがひいては社会全体の繁栄につながります。

 

幼児への「本の読み聞かせ」は国家の運命を大きく左右すると言っても過言ではないようです。

 

 

さて、日本はどうでしょう。

 

長年日本の子供に英語でクリティカルシンキング指導をしています。

言葉の本質を理解し、ストーリーを組み立てたり、自分のことを効果的に表現したりする基本能力が非常に低いのをずっと感じています。

残念ながら。

 

赤ちゃんやよちよち歩きの頃に、果たして本に親しんでいたかな?といつも疑問を感じています。

 

恐らく、日常的な「読み聞かせ」を経験せずに脳がどこかでブロックをかけてしまっているなという子供がかなり多いのも感じます。

 

せめて、私に出来ることは!と、脳の発達が完成する前の子供たちに(15~17歳前くらい)、いろんな方法を使い、ストーリーを聞き、読み、創る活動を日常的に取り入れています。

 

効果は上がっていると思いますよ。

新入生が来るたびにそう思います。

 

小学生でも大学生の新入生でも状況は同じです。

「本の読み聞かせ」で育まれたはずの能力が欠如している新人に愕然とします。

どうやって大学生になったんだろうと驚きます。

 

そういえば、日本の教育制度の中には「本を読むこと」で創造力・想像力を必要とするカリキュラムなどないですね。

創造も想像もせず、言葉での発信もせず、与えられた事実を覚えこむのみ。

 

なるほど、社会に出ても面白くないはずです。

みんな決まったことに黙々としたがっているだけですからね。

 

 

ある日、ついに思い立って中学生のクラスで生徒に聞いてみました。

 

「小さい時に本をいっぱい読んでもらってた人!」

 

18人ほどいた中で、手がさっと上がったのは3人だけでした。

あとの表情は「は?本?」「何それ?」のように見えたのは、私の先入観でしょうか。

 

 

さて、今日の授業でも生徒たちはストーリーへの挑戦を続けます。

「読み聞かせ」経験者は水を得た魚のように楽しんで進みます。

 

「は?本?」「何それ?」組には大汗ものの授業のようです。


******************

 カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
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