- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
お正月の迎える事始め
③依り代注連縄
日本の神様はおおらかなので
嫌う物は「不浄な場所」くらいでしょうか
大掃除をして
部屋も身も心もきれいにしておくことですね
不浄の物としては
あえて言えば 人の「死」でしょうか
葬式の時は神棚を覆いますよね
そんな意味からも
喪中には神様にお越し頂くのは遠慮するわけですね
マナーも神様も同様ですが
これはいけないというよりも
こうしたら心地よいことを行うのが基本だと思います
自分が自分が 自分だけが良ければではなく
もう少し鷹揚さが求められると思います
従って 最低限 つまり
不浄を払い心を穏やかにして迎えれば
神様はお越し下さるということです
神様が宿る神聖な所には注連縄が施されています
よく見かけるのは神社ですね
家の中では神棚
樹齢〇〇◯年というご神木にも注連縄が施されていますね
そのような神聖な所を意味する注連縄ですが
お正月だけは私どもの家にも施されるのですね
新年は神様にお越し頂いて一緒に過ごさせて頂くわけです
なんだかそう考えたらすごいことです
注連縄しっかり施して
神聖な場所であることをお伝えして
神様にお越し頂きましょう
もともとの注連縄の意味は
雲と雨と稲妻を表してます
農耕民族の日本はお米の収穫が大事でした
豊作を祈念するのがこの雲と雨と稲妻です
収穫した後の藁も大事に扱い
注連縄として祀られるのですね
お正月飾りの注連縄飾りは
その基本的なものに加えて
子孫が繁栄することを祈るわけです
「繋ぐ」「自分の代で終らせない」という責任を感じて
「家」を守ってきたのですね
橙 熟しても落ちない 名前の音から代々を意味する
裏白 次が新しい葉がと入れ替わる
裏も白いことから清らかなこと
ゆずり葉 次の葉がでないうちは枯れない
輪飾りは東でよく見られます
この輪飾りにはたくさんの縁起物が飾られていますね
全ての縁起物がついていなくても
それぞれの意味を知っておくことが大事ですね
縁起物の意味は次回お話しします
一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/
一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
橘 凛保(Riho Tachibana)