夫婦間に存在する2つの支配 - 夫婦・家庭の不安 - 専門家プロファイル

中西 由里
ふぃ~めぇる・みしま 
静岡県
夫婦問題カウンセラー

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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夫婦間に存在する2つの支配

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夫婦問題 DV・モラハラ・浮気

こんにちは(^^♪

夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。

 

 

夫婦というのは対等な関係性です。

 

もし二人の間に問題が生じるとしたら、夫婦のどちらか、あるいは両方が、対等性を感じられずに苦しんでいる可能性があります。

 

それほどパートナーシップには「対等性」が重要なのですね。

 

ですが対等性を受け入れられない人もいます。

 

そういう人は、相手を支配しようとします。

 

相手を見下し、虐げるような支配の仕方をする人は、自分に自信がありません。

 

自分のことをとてもちっぽけな存在だと思っているので、そうでもしないと相手が自分のそばに居てくれないと心のどこかで感じているんです。

 

でも、そんな自信のなさを認めるのは惨めったらしいですよね。

 

だから

 

「俺がいないと、オマエはダメだ。離婚しても生きていけっこない」

 

と威張りちらして、相手よりも格上であろうとするんです。

 


もうひとつの支配は「自己憐憫」

 

かわいそうな私に酔いしれている状態です。

 

自分が被害者の立場になることで、相手を暴君に仕立てます。

 

一見すると相手が支配する側のようですが、実は自己憐憫に浸っている人が支配者を求め、その人に自分の人生の責任を取らせようとコントロールしているんです。

 

「私の人生は、アンタにメチャクチャにされた。だからアンタが何とかしてよ」

 

という感じです。

 

何とかするのは相手の仕事なので、自分からは絶対に変わろうとしません。

 

だから「変わりましょう」と言われると激怒します。

 


そして周りにいる人には、同情を求めます。

 

「こんなに苦労させられている私は、とっても可哀想なんだから、特別扱いしてよ」

 

とナルシスティックな要求をします。

 

「私は特別。私だけは特別」

 

だから特別優しくして欲しいし、特別扱いしてくれない人は人でなし。

 

せっかく優しくしてくれる人がいても

 

「どうせ私の辛さなんか、あなたにわかるわけないのよ。だって私は特別大変なのだから」

 

と、その人を拒絶するようになっていきます。

 

自分から拒絶しているのに、それでも優しくしてくれることを望み、そうならないと相手を恨みます。

 

そして

 

「どうして私ばかりがこんな目に遭わなければならないの?」

 

と今度は運命を恨みます。

 

こうなってくるとパートナーとの距離が離れるだけでなく、周りからどんどん孤立していきます。

 

それはとても辛いですよね。

 

世界中が私を虐め、排除しようとしているみたいですもん。

 


この「不幸な私」への酔いは、もとは対等な関係を受け入れられないところから始まったのですよね。

 

だったら、本来対等な関係であるはずの夫婦間で、対等に生きられるように練習していくことが、この苦しみから抜け出すきっかけになるかもしれません。

 

 

 

すべての女性をヒロインに

ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。

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