浦和レッズ敗戦で想うこと

土曜日のガンバ戦で勝利していれば優勝していたレッズですが、0-2で敗れ持越しになりました。





試合に負けると、選手と監督がやり玉に挙がりますが実は一番責任が重いのはコーチ陣だと思います。

野球では、「守備コーチ」「打撃コーチ」「ピッチングコーチ」「走塁コーチ」と分野ごとにきめ細かく選手たちを指導し、監督は全体の戦術に集中するスタイルで、試合に負けたときミスした選手だけでなく、その分野のコーチは厳しい立場になります。

また、活躍した選手が引退後、ライバルチームのコーチスタッフになったり、優勝すると別の強豪チームから引き抜かれたりするくらい、コーチのレベルがチームの強さに直結しています。


サッカーのコーチには「ＧＫコーチ」は居るのに「ディフェンスのコーチ」「フォワワードのコーチ」といった専門コーチを配属しているチームは少ないですね。

レッズのコーチもOB選手が務めていて兄貴的存在かもしれませんが、監督交代しても入れ替わらない体質はどうかと思います。

現在の選手層はかなり揃っているので、シュートをふかしてばかりいるFWや1対1が弱い選手など、個人スキルを上げてくれるコーチを是非入れて欲しいものです。

そうすれば監督はチーム戦術に専念できますし、選手の調子はコーチから確認できます。


セレッソ大阪はフォルラン選手を獲得し、柿谷選手の見本とするつもりのようでしたが、現役選手だと自分のプレーが精一杯になるので上手く機能しなかったですね。


私だったら、ワールドカップでも活躍した元Jリーガーのスキラッチ（イタリア）やエムボマ（カメルーン）をスキルアップコーチとして招きたいですｖ


アントラーズが強いのは、歴代の監督がブラジル代表としてバリバリだった選手が多く、チーム戦術だけでなく個人スキルを教えているからだと思います。


現在のレッズはゴール前まで攻められても、ゴールが決まらない（枠に飛ばない）から苦戦を強いられているので、出来上がった選手を獲得するのではなく、選手のスキルを上げるコーチを来期は揃えて欲しいですね。


ミシャ監督がブラジルワールドカップで日本代表が惨敗したあと、代表監督は替えるのに日本サッカー協会の首脳陣は変わらないと苦言した裏には、自分のチームのスタッフ事情も含まれている気がしてなりませんｗ



今日は浦和レッズレディースの試合があり、勝てば優勝ですので男女揃ってのパレードを観たいものですｖ