素材の背景を知って変化して広げる。 - 冠婚葬祭マナー - 専門家プロファイル

飯田 祥子
エレガントスタイル 代表
東京都
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松井 千恵美
松井 千恵美
(インストラクター養成/起業コンサルタント)
松井 千恵美
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(インストラクター養成/起業コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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素材の背景を知って変化して広げる。

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ウェディングプランナーの方への教育研修の際に

 『人前式の進行がワンパターンになってしまいます。』 という質問がありました。

 

人前結婚式はご存知の方も多いように、特に決まった式次第がないので、

おふたりに合った式のスタイルを生み出すことが出来る。というメリットがあります。


しかし、その一方では、

「厳粛さに欠けいつも同じ進行になる。」 というお悩みを抱えている会場も多いようです。


今日は、

この儀式についての考え方を今日は少しお話します。

 

結婚式で行われる儀式の素材には世界的に共通するものがあります。 

その素材と意味をヒントに

お客様の想いを聞きながら、進行をプロデュースすると良いでしょう。


儀式の素材のひとつに火があります。



ひとことに火と言っても、火には様々な意味合いが存在します。

・伝承 ⇒ 幸せや家族の絆を伝えていくということを象徴としたもの

・神 ⇒ 火の神とも言われますが、神の意志が宿るもの。

キリスト教式では キャンドル(火)を使った儀式もあるように、火を灯すことによって、

魂や意志が結婚の場に降りてくる・・・。と言われていまので

結婚式の進行演出には向いている素材です。


その他には 

・反映  ⇒ 火は心を映し出す力がある。火に心を託すことが出来るという考え方がある。

・守る ⇒ 明りをてらすことで、大切な家族を守る。暖かくする。

 

「火」 がもつ本来の意味から、お客様の希望を見て、進行を組み立てると

いつも同じパターンの進行演出にはならないはずです。


素材をそのまま使う。という方法もありますが、

それを「灯り」 や 「光」 「輝き」 などへ変えて演出することもできます。


もちろん、コーディネートでも提案できます。

 

このように素材を参考にして、変化し広げていけば

 『火』 だけの素材でも 最低5つのパターンは出来ます。

 

素材は『火』 以外にも世界的共通のものがあります。

 
ありきたりの進行でも、

何を外して、何を行わなければならないのか?を知っているれば

できるプロデュースはたくさんあります。


思いつきアイディアもいいけど、

たまには、素材を探して組み立てるのも良いかもしれませんね。



素材にある背景を知って

演出をつくるのも、真のマナーやおもてなしにも繋がります。

 

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