少食 その4 - 心と体の不調全般 - 専門家プロファイル

荒木 健治
自然治癒力研究所 代表
愛知県
心理カウンセラー

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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月22日更新

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前回続きの新潟大学大学院教授安保徹氏による話で3回目です。

◇たんぱく質を減らせばガンもマラリアも逃げていく

 私は、少食の問題を科学的に解明しようと思い、ここ4~5年の間にやった実験があります。
最初にたんぱく質を減らす実験を始めたわけです。
実験に使うマウスは通常、25%のたんぱく質の入ったエサで飼育するのですが、たんぱく質の割合を10%、5%、0%に減らして免疫力がどう変化するのかを調べました。
すると驚くことに、たんぱく質の割合を下げれば下げるほど、免疫力が上がっていくことがわかったのです。
 今、地球上で最もかかる人が多く、死亡する人の数も多い病気は、開発途上国ではマラリアです。
マラリアは感染者がおよそ2億人で、年間の死亡者数が300万人といわれています。
 一方、先進国ではガンです。
ガンも全世界で見れば年間の死亡者数がおよそ300万人くらいなのです。
このマラリアとガンに対して、マウスがどういう抵抗性を示すのかを調べてみました。
マラリアは致死株を、ガンも確実に死に至るレベルのガン細胞を植えて、実験しました。
 結論からいうと、低たんぱく食のエサにしたら抵抗力が強くなっていくことがわかりました。
それも、たんぱく質の割合を下げれば下げるほど、抵抗力が強くなっていくのです。
普通のエサを与えたマウスでは100%マラリアに感染して死ぬのが当然で、まさか致死株ですから生き延びるということは予想もしていませんでした。
 しかし、たんぱく質の割合を5%、0%まで減らしたら、全部のマウスが生き延びたのです。
さらには、ガンも転移が消滅していたのです。
びっくりして、この実験を英語の論文にまとめて学会で発表したのです。
 なかなか日の目は見ませんでしたが、2年がかりでアメリカで有名な『ジャーナル・オブ・パラジトロジー』と『セルラー・オブ・イムノロジー』という雑誌にそれぞれ掲載されました。
つまり、マラリアやガンでも、たんぱく質を低下させていくとみんな生き残れることを、世界のトップレベルのジャーナリズムに載せたわけです。





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