こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
クライアントさまからいただいたお声をご紹介します。
【クライアントさまのお声】
「夫は友だちも多いし、それに比べて私は友だちと呼べる人もいませんから、ずっと私たちは釣り合わないと思っていました。
いつでも大勢の人に囲まれている夫をいつも見上げていたと思います。
でも、引け目を感じなくてもよいのですね。
まさか夫が私と同じ課題を持っているとは思いませんでしたが、釣り合わないからと遠慮しないで堂々といきたいと思います」
(Tさまのお声)
※実際のカウンセリングのやりとりをクライアントさまのご許可をいただき掲載させていただきました。
夫婦は、不思議と共通の課題や、よく似た痛みを持っていることがあります。
Tさまご夫婦は、ご主人が社交的な方。
Tさまは一人でお家で過ごす時間が多い方です。
まるで正反対のようなお二人ですが、実は共通の課題をお持ちでした。
ご主人は確かにお友だちが多いですが、Tさまのお話を伺う限り、一人ひとりに心を開いているような様子はありません。
広く浅くというか、ただただ友だちの人数をかき集めているような感じでした。
とても魅力的な方のようで、人を惹きつける才能をお持ちです。
だから女性にもよくモテるとのことでした。
ですが新しい友人知人をとっかえ引っ変えするような感じで、Tさまもよく
「アイツのことはもう切った」
と友だちのことを突然切り捨てるような言葉をご主人から聞いていたそうです。
ご主人は、人間関係で傷つくことを怖れるあまり、自分と人との間に防壁を築いていたようです。
周りにはいつもお友だちがいて賑やかですので、とてもそうは思えないでしょう。
もちろん、ご主人も気づいていないと思います。
人に囲まれることで、ご主人も高く積み上げた防壁の存在を認めずに済むのですから。
一方のTさまも、人間関係で傷つくことを怖れていました。
ですから人とは極力関わらず、家で本を読み耽ったり、ネットの世界に入り浸り、そこで距離を保てる人間関係を築くことが続いていたと言います。
Tさまにとって、ご主人はキラキラと眩しく見えたとのこと。
そして、こんな自分はいずれ捨てられるのだという怖れとも戦っていたようです。
そのため、自分のことを後回しにして、ご主人の気にいるようにしようと頑張ってこられました。
そうやって頑張っても
「私は夫とは不釣合だから、身をひいた方がいいのではないだろうか」
と思うことも多かったそうです。
でも、お二人が同じことを怖れ、同じ課題を持つことを知ったことで、ずっと見上げていたご主人と対等な立場になれたように感じたそうです。
今、Tさまは自分で自分を認めるということに取り組んでいらっしゃいます。
時間はかかるかもしれませんが、自分を後回しにしてまでご主人に認められようとすることから抜け出せる日が来ると信じています。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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