TRENDNEWS　『独自商品で集客する路地裏の寿司屋』

独自商品を看板にして集客する！

茅場町にある「すし屋の新八」
大きな通りから入ったさほど目立つことも無い場所にありながら、お昼時ともなると席待ちのお客さまが溢れるほどに賑わっているお店であります
見た目にはどこにでもありそうなお寿司屋さんなのですが、このお店にはココでしかいただくことが出来ない独自商品がありまして、それを目的に来店されるお客さまが溢れているのであります。
寿司屋と言うところでオリジナリティある商品を提供するってことは難しいことでありますから、多くのお店では圧倒的なコストパフォーマンスを提供することでお客さまを集めようと、溢れんばかりの魚介を盛った海鮮丼や、たっぷりの鮪を乗せた鉄火丼などを「ウリ」にしていたりするのですが、これで儲けを出すことは難しいこと。
大きなお店だと薄利多売ってこともあるのでしょうが、こちらのような小さなお店ではそれも儘らないことでありまして…。
こちらのお店に来店されるお客さまが目的としている、「三色丼」は鯵と鰯をそれぞれタタキにして、鮪の剥き身を添えたもの。それだけだと他所にもありそうにも思えるのですが、そこに工夫と努力が隠されているのであります。

特別なモノでは無く、アイデアと工夫で看板商品をつくる！

鯵や鰯という足が速い食材を使いますから、それをタタキにするのは注文が入ってから。それをたたく包丁の音が鮮度感を演出してくれますし、ごま油と生姜を加えると言うアイデアこそが、この商品が看板るなる所以。
鮮度の良さもあるのでしょうが、ほんのりと香るごま油の香りと、とってもスッキリとした生姜の香りで、ヒカリモノ特有の臭いを感じること無くいただくことが出来るのです。更には鮪の剥き身は、葱を添えた「ネギトロ」、沢庵を添えた「トロタク」、梅を添えた「ウメタク」を選ぶことができる楽しさも人気を集める秘訣なのであります。