『 体裁を気にして行うのであれば、 礼儀とは浅ましい行為である。
真の礼儀とは、相手に対する思いやりの気持ちが表れたもの、
礼儀における最高の姿は愛と変わりありません。』
これは、新渡戸稲造の著書 『武士道』 の一節です。
私は、剣道をしていますが、今日は「武士道」目線でお伝えしたいと思います。
日常の挨拶ですら、 相手を思いやる心がなければ、
それは単なる所作であり、 『こころ』の欠いた礼は、「礼」ではなく 「失礼」 となります。
目上の人に対しては、長幼の礼を持って、 上位の人に対しては、 君臣の礼を持ち、
他人の気持ちに対する思いやりを目に見える形で表現することが「礼」です。
「礼」 は物事の道理 に 正当な敬意を払うことでもあります。
社会的な地位にも正当な敬意を払うことを意味します。
礼を心得ることは、『会社人』 としてのプロである前に、
『社会人』 としてのプロであるために必要なことなのです。
背筋を伸ばし、「礼」 を意識して、真のマナー力を高めましょう。
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