便秘を東洋医学で優しく治す1 (自分でできる養生法) - 各種の体の不調・各部の痛み - 専門家プロファイル

手塚 幸忠
鍼灸マッサージ治療室 銀座ルーチェ 副院長
東京都
鍼灸マッサージ師

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対象:体の不調・各部の痛み

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便秘を東洋医学で優しく治す1 (自分でできる養生法)

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東洋医学で病気を治す 便秘

便秘は女性に多い症状ですが、最近は男性でも悩んでいる人が多いのがこの便秘です。
なかなか便が出ないと不安にもなりますし、お腹の張りや、腹痛に悩まされ、不快な毎日をすごします。


当治療院でも、患者さんの半分以上は少なからず便秘を感じており、悩まれている方が多いのを実感します。


さて、そんな便秘ですが、東洋医学ではどのように考えるのでしょうか?

江戸時代の医学書『鍼灸抜萃大成』という本には次のように書かれています。

「飢飽の節を失し、労役過度にして胃の気を損傷し、辛熱厚味の物を食べることで、真陰を耗散し津液が少なくなるので便秘となる。」

難しい文章が書いてありますが、分かりやすく翻訳するとこんな風になります。

「食生活が乱れたり(極端に食べ過ぎたり食べなさ過ぎたり)、仕事をし過ぎて疲労がたまると胃腸がやられてしまい、辛い物や熱い物、味の濃いものを食べると、体内の水分が減ってしまって便秘になる。」

西洋医学でも水分不足が便秘の一つの原因として考えられていますが、東洋医学でも同じで、水分が不足することで、便が固くなってしまい、うまく排便できなくなってしまうのです。

便秘の人に「水分をよくとって下さいね」とお医者さんがいうのはこのためです。

東洋医学では、水分を取っていないという原因でけだけではなく、上記のような食生活の乱れ、疲労、食べ物の味でも水分が減ると考えています。

ということは、これの逆をすれば便秘にならないということです。



 ・食生活をきちんとする(食べ過ぎたり、食べなさ過ぎたりしない)



 ・仕事をしすぎない(疲労しすぎない)



 ・辛い物、熱い物、味の濃い物を食べない


食生活、疲労、食べ物の味を注意することで、便秘にならない体を作ってゆく。薬に頼るのではなく、自分の力で体質から治してゆくのが東洋医学です。

今回は自分でできる便秘の養生法をご紹介しました。

次回は自分でできるツボ療法、体操法をご紹介します。

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はり灸マッサージ治療室
銀座ルーチェ
 副院長 手塚幸忠
http://www.ginza-luce.com/


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