- 大塚 泰子
- 有限会社ノアノア空間工房 代表取締役
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
外壁は鋼板を菱形に張り付けていく工法で
「うろこ張り」と呼ばれるものです。
計画段階で外壁材について色々と悩み楕円の外壁にしたとき
角度によって光の反射で見え方が変わるものを考えていました。
オーナーは山梨の特産である水晶のコレクターで、
たくさん見せてもらいました。
その水晶の光の反射のようなものを建物にも反映したいと思い
この菱形の鋼板を楕円状に張り付けていこうと思いました。
これであれば角度が少しづつずれていくので光と影がきれいにでてくると
想像しています。
このサンプルは見積りの段階で
石黒工務店さんが作ってくれたものです。
もし仕事を取れなければ水の泡となるサンプルでしたが
リスクを背負いながらも作ってくれた誠意に、私は本当に涙がでてしまいました。
こんなエピソードがある中での現場です。
次回は実際に外壁に張った感じをお見せします。
noanoa
yasuko ohtsuka