サムライ債の注意点 - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

土井 健司
土井経営研究所 代表
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

山中 伸枝
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(ファイナンシャルプランナー)
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閲覧数順 2016年12月03日更新

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サムライ債の注意点

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サムライ債の注意点
海外の国や企業が円建てで、日本で発行する債券をサムライ債といい、個人投資家の人気が高くなっている。
サムライ債は発行額も増加傾向にあるが、その背景には、米サブプライム問題による金融不安で、欧米の金融市場での資金調達が難しくなってきていることにある。また、日本は相変わらずの低金利を続けており、それに比して、サムライ債は国内の預金金利や債券に比べ高い利率が魅力であるし、円建てなので為替リスクがないことも魅力となっている。

しかし、外国企業の場合、経営の情報が入りにくい点には注意が必要だ。従って、最初に見たいのは債券の信用力を表す格付けである。格付けは機関によって表示方法がそれぞれ異なるが、例えば、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは投資適格等級で上から、Aaa、Aa、A、Baa、など10段階、それ以下、投機的等級で11段階あり、Baa3までが投資適格とされている。
また、8月24日の日経新聞「投資入門コーナー」記事の中で、格付投資情報センター(R&I)の格付けデータが紹介されている。その中で、1998年4月1日時点で格付けが、最上位のAAA、AAだった企業のデフォルトは10年間でゼロだったが、BBBで約3%、BBでは29%に急増している表が掲載されており、注目に値する。
この様に、リスクに着目し、個人の場合やはり投資適格のものを選ぶことが必要であるし、格付けの動きにも目配りが必要である。
ただ、格付けは絶対ではないので、個々の銘柄の経営状況の把握は前提条件となる。