「かたみ月」ってご存知ですか? - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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「かたみ月」ってご存知ですか?

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講習

今日は台風の「後の月」となりました

10月6日「十三夜」

別名「後(のち)の月です



昔は台風を「野分け」といいました

後の月の頃は台風シーズンでもあります

この風習の意味が今日は実感できるのではないでしょうか



昔の秋3ヶ月とは 旧暦の7月8月9月のことです

(今とは少し感覚が違うのでお間違えのないように)

旧暦8月(現在では8月下旬から10月上旬にあたる)を

中秋と言いました

秋の真ん中と言う意味です

この頃は空も高くなり冴え冴えとして月もきれいです

「中秋の名月」です

今年は9月8日でしたね


「観月」・・・ お月見は実は一度ではないのです


毎年 講座を開いてお伝えしていますが

まだまだ知る人が少ないのが後の月」です


実は「秋の観月」には大きな意味があるのです


それは二百十日 二百二十日の言葉にも潜む

自然との大きな関わりです

台風シーズンなのですね


秋の観月は「中秋の月」と「後の月」両方愛でる

ことに本当は大きな意味があったのです

「中秋の月」と「後の月」 を同じ場所から愛でる

これが大事なポイントです


もし片方しか見ないと

「片見月」と言って忌み嫌われました

「形見」にかけた言葉です


これは「自然」と「人間」の関わりにおいて生まれた風習なのです


この時期は収穫の時期と重なります

秋の実りの大事な時期です


そんな時期に

「土地を離れてはいけない」という戒め

観月をするという風流な習慣で戒めたのですね


日本人は「ダメ!」とは言わないで遠回しに促すことが得意です   

自らしたくなるようなしむけ方が日本人の風流の中にも見られます

今日のような嵐の日に後の月を迎えると

本当に実感として納得してしまいますね


中秋の名月は「十五夜」

「芋名月」ともいいます お団子は15個です

後の月は 「十三夜」 

「栗名月」ともいいます お団子は13個です





ところで貴方は 9月8日の十五夜はどちらでお月見なさいましたか?


東京は今夜は台風が通り過ぎてくれるかもしれません

もしかしたら 台風一過の最高の清々しい空で 

お月様を愛でることができるかもしれません

しかも今年は月が地球に最も近いそうですから

大きな美しいお月様が愛でられるかもしれないですね



手作りのお団子13個と栗をお供えして月を待ちます





一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/


一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
 

橘 凛保(Riho Tachibana)