- 上津原 章
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
- 山口県
- ファイナンシャルプランナー
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対象:お金と資産の運用
先日、自宅にある資料を整理していると、中国返還直後の香港ドル紙幣が出てきました。なんだか懐かしくなり、同時に今のお金の価値ではいくらだったのか気になりました。
昔、とあるクイズ番組で、
「貯金箱のお金を出し入れしていないのに、今日は昨日よりもお金がふえていた。なぜ?」
といったクイズがありました。正解は、「貯金箱に外国の通貨を入れていて、円安になった(日本円に換えた時の価値がふえた)から。」ですが、そのような発想は、外国の通貨を持っていないと思いつかないでしょう。
先日、お客様が「アメリカドルが、自分が運用を始めた時の為替レートに近づいたのだが、どうしたらよいだろうか。」といった相談がありました。
外国の通貨でお金をふやす場合、
日本円に換えて使う時のことを考えておくことをお勧めします。大まかに言えば以下の3点です。
① 円安になったタイミングを見て、円に換える。
② 円高になっても、利息や配当や値上がり益で円に換えた時の元本がふえていれば、それでよいと考える。
③ 運用期間を長くする。
(個人的な経験則では5年以上。)
お客様の場合、10年間は使わずに済むお金だったので、円安になるまで待つことができました。そこで、アメリカドル建ての財産をこれ以上増やすのが心配であれば、少しずつ取り崩してはどうかとお伝えしました。
お金を積極的にふやす時、タイミングが気になるかもしれません。とはいうものの、皆さんが普段取り組んでいる仕事や家事や育児の方がもっと大事です。お金をふやすというよりも、円安によるガソリン代などの値上げから身を守るような気持ちで、外国の通貨を持たれてはいかがでしょうか。
このコラムの執筆専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
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