1-2.消費者は気まぐれか?熱烈なファンか? - ブランド戦略・ネーミング全般 - 専門家プロファイル

吉原 賢
KICHIGEN 代表
東京都
クリエイティブディレクター

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対象:ブランド戦略・ネーミング

澤田 且成
澤田 且成
(ブランドコンサルタント)
吉原 賢
吉原 賢
(クリエイティブディレクター)

閲覧数順 2016年12月04日更新

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1-2.消費者は気まぐれか?熱烈なファンか?

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コラム 簡単なブランディングについて

 消費者のブランドに対しての感情にはいくつかのタイプがある。
一つは、ブランドに興味はあるが、価格によって左右される「気まぐれタイプ」。二つ目は、対象的にブランドに忠誠心を尽くす「熱烈なファンタイプ」。そして最後に、価格重視または、最低限度の機能を果たせば、どのブランドでもいいという「無関心タイプ」。
それ以外にもタイプはあると異論もあろうが、おおよそ三つに分類できる。


 今回は、タイトルにもある「気まぐれタイプ」と「熱烈なファンタイプ」について考察してみたい。
 あなたは、消費者のひとりとして、どちらのタイプだろうか。ただし、このコラムは「ブランド」について述べている以上、三番目のタイプでないことを望みたい。
 さて、本題に話しを戻したいと思う。ブランドは、すべての企業が所有している。自社の提供する商品やサービスを指すからだ。企業のみならず、地方自治体や個人もブランドをして十分に認識されている。
 では、ブランドを選ぶ基準とは何か。一つは、価格を含め自分の生活や嗜好に適した商品やサービスであること。二つ目は、高価なため、現段階では手が届かないが、理想や目標とするモノやコト。三つ目は、かなりコアだが、企業の思想や哲学に共感する。
 「気まぐれタイプ」は、前に述べたようにブランドに対して一定の興味は示すものの、価格に左右されやすいが、ブランドに対しての「許容範囲が広い」のかもしれない。その一方で、「熱烈なファンタイプ」は、出来るだけ同じブランドの商品を揃える努力をする。これは、「気まぐれタイプ」とは対照的に「許容範囲が狭い」ことを意味し、それは忠誠心よりも、さらに上の信仰心に似ている。


 ビジネスの考え方で、新規顧客層を獲得するためのプロモーションには多くの予算を投じるが、既存の顧客を手厚くもてなす戦略は、対照的に派手さに欠ける気がする。確かに、新規の顧客を競合他社から奪うことは、達成感に満ちている。しかし、冷静に考えてみよう。利益の大半は、忠誠心を尽くしてブランドを愛してくれている「熱烈なファンタイプ」だということを認識していただきたい。
 また、こうも理解できる。他社から移行した顧客は、いかなる理由があろうと、「以前のブランドを捨てた」ことになり、その顧客たちは「気まぐれタイプ」ということになる。いつ、「自社のブランドを捨てる」かも知れない人たちに尽くすよりも、そう容易くは見捨てない「熱烈なファンタイプ」に多くの手厚い「おもてなし」を望みたい。

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