こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
夫婦問題と関わりが深いもののひとつに「見捨てられ不安」があります。
見捨てられ不安が強いと、相手がほんの少しでも自分から離れるような感じがしたときに
「見捨てられてしまう!」
と怖くなり、パニックになってしまうんです。
そして見捨てられないで済むために、あの手この手で相手を引き止めようとするんです。
「何でもするから行かないで」
と相手の言いなりになることで関係を繋ぎ止めようとすることもあれば
「別れるなら、死んでやる!」
と言って、自分を傷つけることで相手を脅して引き止めようとすることもあります。
そんなことをされれば、相手は重くてしょうがないですから、ますます気持ちが離れていきます。
そうすると、今度は自分から相手との関係を断ち切ろうとします。
捨てられることを避けられるなら、手段を選びません。
だから、捨てられたくない相手との関係を自分から壊すんです。
見捨てられ不安は、子どもの頃に親から充分に受け止めてもらえなかったことで強くなってしまいます。
本当は親に受け止めて欲しかった思いがあるのに、それが叶わなかったんですよね・・・
そのとき満たされなかった思いは、大人になっても消えることはありません。
そして夫など特定の誰かひとりに、それを満たしてもらおうとします。
満たされないままの思いを満たしてもらおうとするとき、パートナーの気もちを尊重することなく甘えすぎたり、無理難題を突きつけたりして、相手を困らせてしまいます。
そんなとき、心の中では「満たされなかった子どもの私」が泣いているんです。
でも夫婦というのは、対等な大人同士の関係です。
大人の関係に子どもが割って入れば、その関係はバランスを崩してしまいます。
心の中で今も泣いている自分を抱きしめて安心させてあげられるのは、自分だけです。
夫ではありません。
心の中で泣いている自分を満足させて、夫と大人同士の関係を築いていきましょう。
そのためのサポートが必要なときは、カウンセリングをご利用になってみてください(^^♪
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
このコラムに類似したコラム
「アドラー心理学『アイ・メッセージ』で人間関係を円満に」カウンセラーが教える心理テクニック③ 吉田 容之 - 探偵、離婚アドバイザー、防犯アドバイザー(2019/04/04 12:35)
なぜか惹かれあう二人 中西 由里 - 夫婦問題カウンセラー(2015/07/22 23:57)
夫が向き合ってくれません 中西 由里 - 夫婦問題カウンセラー(2015/07/13 23:00)
何度謝っても許してくれない妻 中西 由里 - 夫婦問題カウンセラー(2015/07/07 23:00)
私ばっかり損している 中西 由里 - 夫婦問題カウンセラー(2015/06/22 11:39)