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2015年9月のソニー銀行金利と今後の見通し

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 銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、9月は固定金利が全て低下しました。

 まず変動金利ですが、これは日銀が「量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、9月の他行の金利でも同様だと思います。

 なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前 回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。

 ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが大切です。

 一方の固定金利ですが、中心となる固定10年は前月比0.049%低下の1.096%、20年超の最長期間は前月比0.060%低下の1.930%となっています。(新規で自己資金が10%以上の場合)

 ソニー銀行の資金調達時期にあたる、7月下旬から8月上旬にかけては、日本の長期金利が0.4%を中心に推移したことが要因と考えられます。

 今後の見通しですが、変動金利はしばらく据え置きとして、長期固定金利の指標となる長期金利は2つの要因に左右される展開となりそうです。

 現在、市場が注目しているのは米の利上げ時期ですが、7日に公表された非農業部門雇用者数が前月比21万5000人増となり、3ヶ月連続で20万人を上回ったことから、9月の利上げ観測が急浮上しています。

 一方、中国の人民元が切り下げられたことで、中国経済の先行き不透明感が強まり、世界的に株価や長期金利は不安定な流れとなっています。(中国は人民元安を誘導することで、輸出競争力の強化を狙っています)

 これらの流れから、日本の長期金利はリスクオフの展開となり、現在は0.3%台後半で推移しています。

 中国経済が今後どうなるかにもよりますが、米の利上げ観測が9月か12月か定まっていない中、投資家は積極的には動きにくく、0.4%を中心とした利回りが続く見込みです。

 この場合、9月の他行の長期固定金利は横ばいか多少低下する可能性が最も高いと考えています。

ソニー銀行、住宅ローン金利


沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)

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