- 黒木 昭洋
- コーチ
- BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ
対象:コーチング
自分がどうありたいか考えたことはありますか?
志を立てる、夢を持つ、長期的な計画を立てるなどしたいが、どこから手をつけていいかわからないとならないでしょうか?
先日渋沢栄一の、現在語訳「論語と算盤」を読みました。
その中に「立志と学問」という章があります。
そこには「志をどう持つか」のヒントがありましたので、紹介させてください。
自分の長所は何か?
「自分の長所とするところ、短所とするところを細かく比較考察し、そのもっとも得意とするところに向かって志を定めるのがよい。またそれと同時に、自分がその志をやり遂げられる境遇にいるのかを深く考慮することも必要だ。」
一生をかけて追い求める志を定めるためののポイントをこうまとめてありました。
人生は長いようで短い、選択と集中を冷静にして、得意なことに自分のリソースを集中しましょう。
そしてそれは一生続けることのできることであるか、深く考えよう。
こういう理解をしております。
自分の得意なことにリソースを集中するということは、理解しやすいと思います。
自分の得意なこと=自分の好きなことであることが多いでしょう。
また周りの人から褒められることであったりすると思います。
もし得意なこと、好きなことが分からない場合には、こんな問いかけを自分自身にしてみましょう。
「もし誰からも評価されなくても、ずっと続けたいことはなんでしょうか?」
あえて他人の評価がなくても続けたいということにフォーカスしましょう。
この問いかけに、自分自身で答えてみることは、「自分の本当に得意なこと、本当に好きなこと」を見つけるヒントになるでしょう。
志は周りのためになるか?
それではその自分の得意なことを、続けていくための継続性は持てそうでしょうか?
それを考えることが「自分がその志をやり遂げられる境遇にいるのかを深く考慮すること」だと思います。
その「考慮」とは具体的にはどういうことだと思いますか?
私の考えは「社会から認めてもらうことができることか」ということを考え抜くことだと思います。
それでは何故、その考慮が必要だと思いますか?
志を遂げるためには、他の人からの助けが必ず必要になると思います。
その助けを得るために必要なことが、社会から認めてもらうこと=周りからの評価だと思います。
例えば事業を興したいといった場合には、それは社会に対して有用なことか考えなくてはいけません。
社会に有用でなければ、事業を継続するための利益を、社会からいただくことは不可能です。
例えばプロスポーツ選手になりたいと考えた時に、その技術向上のための努力を一生続けていくことができるか考えなくてはいけません。
日々の鍛錬無くして、社会つまり観客に大きな感動を与えることは不可能でしょう。
このように、自分の長所を生かした「志」が一生を掛けて追うことができることか、追う価値のあることか、これを志を立てるときには徹底的に考える必要があります。
この志を立てるためのお手伝いをさせていただくのも我々コーチの大切な役割です。
またコーチに頼まずとも、周りの第三者に自分の長所や短所を聞いて理解することから始めても、十分志を立てることができると思います。
吾れ十有五にして学に志す
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳順がう
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず
(論語より抜粋)
自分が一生を掛けて追及したい「志」
これがどのようなことか、論語に、「三十にして立つ」とあるように、特に20代、30代で考えてみてはいかがでしょうか。
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