こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
カウンセリングでは「ウソ」に関するお悩みをお聴きすることがあります。
ウソの目的といえば、自分の身を守るためであることが多いです。
浮気してる夫が妻につくウソは、これですよね。
それ以外にもウソに関するお悩みはあります。
それは、概ね2つのタイプにわかれます。
ひとつは、「夫が私にしょうもない嘘をつく」というもの。
そしてもうひとつは、「私が夫に日常的に嘘をついてしまう」というものです。
女性は言葉を重要なものとして扱うので、嘘をつくのもつかれるのも嫌なんです。
でも男性は、嘘をつくことに対して、女性ほど罪悪感を抱きません。
男性のウソは、サービス精神によるものが多いような気がします。
その場限りの耳障りのよい言葉で相手を喜ばせたり、安心させたいだけなんです。
ただ、その後言ったことをスッカリ忘れてしまい、結果的に妻を傷つけてしまうんですね。
「え~?俺、そんなこと言ったか?ごめ~ん。忘れてた」
みたいな感じで、ウソというよりは調子良く約束したことを悪気なく破るという感じでしょうか。
一方、パートナーではなく自分がつく嘘で悩む場合には
「嘘をつく必要がない場面でいつも嘘をついてしまう」
というお悩みが多いです。
その原因は、親との関係が影響しているように思います。
大抵の親は
「本当のことを話すべき」
とか
「嘘はいけない」
ということを子どもに教えます。
もちろん、日常的に嘘をつく人の親もそう教えてきました。
でも、それと同時に、言っていることとは反対のメッセージを子どもに送っていたのです。
つまり、親自身がいつも嘘をついていたんです。
家の中が嘘まみれで、嘘があるのが余りに当たり前の環境で育ったために、子どもは何が真実で何が嘘なのかわからなくなってしまい、そのうち嘘をつくことが習慣化してしまうんです。
親が嫌な気もちにならないための嘘の言い訳をすることで、健気にも崩れかけた家庭を明るくしようとする子もいます。
親から否定されてばかりの子は、本当の気もちを否定されるのは辛いので、わざと本心とは違う嘘の気もちを言うようになります。
嘘の気もちなら、親から否定されてもそんなに傷つくことはありませんから。
親が子どもに無関心ですと、子どもは自分の話を聴いてもらうために事実を大げさに脚色して、関心を得ようとするようになります。
疑り深い親を持つ子は、本当のことを言ってもどうせ信じてもらえませんので、次第に本当のことを言わなくなっていきます。
こんな感じで、親との間で嘘をつく基礎が作られてしまうんですね。
嘘が日常化している人は、自分の本音がわからないということが非常に多いです。
ですから、嘘をつく自分を責めたり、嘘をつかないように努力しようとする前に、まず自分の本当の気もちを知ろうと意識することが大切なのだろうと思います。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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