TRENDNEWS　『日本一美味しいミートソース』

素材にこだわり手間暇を掛け進化し続ける！
飲食店にとって美味しい料理を提供することは当たり前のこと。しかし、その美味しさの追及と進化に努めているお店はどのくらいあるのだろうか。

都内を中心に８店舗を展開する「トスカーナ」の看板料理であるミートソースは、お客まから日本一美味しいとの声をいただいたことから、その商品名を「日本一おいしいミートソース」としている。
フルボディーの赤ワインをじっくりと煮込んだデミソースにわざと焦げ目をつけたお肉を加えることで生まれる濃厚で芳ばしい香りがあるミートソースを作るにはかなりの手間暇がかかるのだけど、それを惜しむことなく、更に日本一に相応しい商品となるよう進化に努めているのだ。

美味しく召し上がっていただくためのサービス！
美味しい商品を提供すると言うことは調理段階で完結するものでは無い。お客さまが口にしたときに美味しいかどうかが重要なことなのだが、ここにこだわるお店は少ないように思われる。

「トスカーナ」では生麺が使われるため、モチッとした食感の美味しさが楽しめる反面固まりやすいという難点もあるのだが、同店では注文を伺う際にシェアするのかどうかを確認し、シェアするお客さまには一品を召し上がりいただいたタイミングを計り、次の一品を提供することを徹底することで、作りたての美味しさを召し上がっていただくことに努めている。更にはその提供の際に、美味しい食べ方をサゼッションすることで、自らがこだわる美味しさをお客さまに伝えているのだ。
まだ外食に慣れていない時代だった頃には、素早い商品提供が良いサービスであるとされていたのだが、お腹を満たすことよりも、その時間を楽しむことに重きを置くようになってきた今では、ゆっくりと流れるようにタイミング良く商品を提供することこそが良いサービスなのである。これは調理だけでなく接客面でもかなりのレベルが要求されるのだが、やり切ったお店こそが勝ち残れるのではないだろうか。