欧州景気後退懸念、株価指数・商品先物価格・長期金利騰落率14年8月第2週 - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
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閲覧数順 2024年04月17日更新

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欧州景気後退懸念、株価指数・商品先物価格・長期金利騰落率14年8月第2週

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世界各国地域8月第二週の株価、国債利回り、商品先物価格及び商品指数の騰落率を紹介します。
騰落率の対象は原則2014年8月15日÷8月8日です。
(休場などの理由で当日の数値が無い場合は前日・前々日等遡っています)

8月第二週の株価は、株高・債券高の状態です。たた、ロシアとの制裁の応酬で景気への影響が懸念されだした欧州、回復の進度が緩んできた米国、回復の足取りが停滞している日本などで、株価が上昇する中での、長期金利の低下(債券価格は上昇)が起きています。
下図は、株価の下落が著しい、欧州を代表する指数ドイツのフランクフルトDAX(黄色)、イギリスのFTSE100((ブルー)とフランスのCAC40の動きです
期間は2013年9月30日から今週末8月15日です。
本年7月3日に最高値の10,029.43ポイントを付けた、DAXは急落を続け、8月15日には9,092.60ポイントと10%下がり、9,000ポイント割れも予想されるトレンドです。
英国は本年に入り、ほぼ横ばいの状況で推移していましたが、ロシアへの制裁の影響が大きいフランスは7月からドイツと同様のトレンドを示しています。3指数とも今週は若干持ち直ししましたが、今後の動向は要注意です。
140815DAXFTSE100CAC40

★各国の長期金利が一斉に低下しています。
このような状況の中、今週は株価が上昇しましたが、豪州を除く各国の長期金利が低下(価格は上昇)しました。日本の長期金利は一時0.5%を割り0.495%を付けました。また、ドイツも1.0%割れを引き起こしています。特にドイツは2年物国債の利回りがマイナスという
状況です。

140815主要国債利回り週間変化

★株価は上昇しています
8月15日終戦記念日の株価、オールカントリーは1.55%の上昇です。
最終日にウクライナ軍がロシアの軍用車を砲撃したとの報道がはいり、NYダウ他の株価指数終値は前日に対してマイナスの市場が多かったのですが、前週が下げ過ぎていたので、週間では各市場の結果はプラスが大半でした。
先進国の株価指数で構成する、世界株価指数は1.40%上昇、エマージング指数は2.77%上昇しています。
地域では、MSCIアジア・太平洋指数が2.71%の上昇、ヨーロッパのStoxx600も1.48%上昇、そしてブルンバークGCC200も1.03%の上昇です。

日本の株価は、先週の一人負けからの反発でマザーズ指数が10.83%と急騰、日経225も3.65%上昇です。
東証リート指数は、先週の下げを取り戻し2.34%上昇しています。

シカゴのVIX(恐怖)指数は続落、先週末の15.77が13.15に低下しています。

★主要株価指数週間騰落率
先進国の株価指数は全て上昇しています。この連載を始めて、初めての出来事です。

140815先進国株価指数週間騰落率

1位はマザーズで10.83%、2位はポルトガルのPSI全株指数で4.49%、3位は日経225で3.65%、4位がTOPIX3.45%、5位はアイルランドのISEQ全株指数で3.13%上昇しています。


新興国・フロンティア国の株価も概ね上げています。

140815新興国フロンティア国株価指数週間騰落率

上昇1位は先週下げたギリシャのアテネ総合指数で6.43%の上昇、2位は、アルゼンチンのメルバル指数の5.38%、3位はロシアのRTSIで5.27%上昇しています。

下落1位はトルコのイスタンブール100指数で-3.17%、2位はナイジェリアの全株指数で-2.86%、3位はパキスタンのカラチ全株指数の-1.78%でした。
トップ同士の差は、9.60ポイントです。

★商品先物価格及び商品指数
世界各国の地域的な危機の中、商品価格は下げています。
貴金属は下げています。金は-0.34%の下げでしたが、銀は-2.07%下げています。
原油は値下がりし天然ガスが上昇しています。穀物は大豆が下げています。


140815主要商品先物価格及び商品指数週間騰落率

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吉 野 充 巨

FP学会 会員
プライマリー・プライベート・バンカー日本証券アナリスト協会認定
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R) 
一級ファイナンシャル・プランニング技能士
宅地建物取引主任者
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
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