- 田川 耕
- フードビジネスコンサルタントオフィス シナプス 代表
- 東京都
- 飲食店コンサルタント
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
【人気を集める「ちょい呑み」系居酒屋!】
個室居酒屋や均一価格居酒屋などが姿を消そうとしている今、バルに代表される「ちょい呑み」系のお店にお客さまが集まっている。客単価を2,000円~2,500円に設定することで会社帰りに同僚と軽く一杯というニーズに応えるもので、それほどお財布を気にすることなく、月に数回利用することが出来ることが支持されているのである。
そこで提供される商品の多くは500円ほどに設定されていて、その品数は多くもないし、それほど手が込んだ料理も無いのだけど、キチンとお店で調理されることでの美味しさを提供しており、その点では、これまでの均一価格居酒屋と一線を画しているのだ。
【オーダー率100%の「肉汁焼き餃子」!】
そんな「ちょい呑み」系居酒屋で注目すべきお店は、焼き餃子を看板に掲げる『ダンダダン酒場』なるお店。
ココで提供される餃子は全てお店で包まれており、その数は一日に3,000個ほどだと言うから凄い。店内には”肉汁注意”と書かれた貼り紙があるほどに肉汁が溢れることをアピールすることで、お客さまの注目を集めるだけでなく、その美味しさにリピーターが続出なのである。
【月坪売上40万円を超える超繁盛店!】
夜の繁盛だけでなく、「餃子ライス」をメインに販売するランチタイムも好調であるし、アイドルの時間には近隣のお客さまが餃子をテイクアウトされるとのことで、乗降客2万人ほどとそれほど大きな駅とは言えない代田橋駅前で驚異の売上を叩き出している。
餃子とビールの相性が抜群であることは周知のこと。原価も抑えられることから、餃子酒場や餃子バルなど餃子をメインとした居酒屋は増え続けることであろう。
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